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昔のトモダチ

第1章 サカキ リンコ

「昔・・・」


リンちゃんがしゃべり始めた。


「まだ私が小さい頃にね、大好きだった友達に突然嫌われた事があるの・・」


私は黙って聞く。


「それから人を信じられなくなっちゃって・・・だから私、こんな内気な性格なんだと思う・・友達なんか欲しくない・・」


うつむいたまま話をするリンちゃん。


「その友達はその友達だよっ!」

つい声が大きくなる。


「私はリンちゃんとまた仲良くしたくて、友達になりたくて来たんだよ?」



リンちゃんの顔を覗き込む

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