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一樹となつめ君がいる前で橘さんの元恋人と口論なんてみっともない事はしたくない

なるべくこれ以上話さないようにしないと‥

｢ねーねー？江っちゃん？♪｣

ねーねー？ってだから先輩っ？!

｢ん？どうしたんだい？｣

そんな目して先輩を見るな!!

俺は江崎って人がいつ先輩に手を出さないかじっと見張っていた

｢ﾅﾝﾊﾟ野郎とは知り合い？って聞いたんだけど？｣

｢ﾅﾝﾊﾟ野郎って誰かな？(笑)｣

えーっと‥誰だっけ?
チラッと日高を見たらすぐ目が合った

何で俺が先輩のフォローしなくちゃいけないんだよ‥

｢‥橘さんでしょ？｣

｢あっそうそう！橘さん♪｣

先輩が橘さんって言った時小野寺さんが反応した

｢小野寺さん大丈夫？何だか顔色悪いような‥｣

一樹が心配して話しかけてきてくれた

｢だっ大丈夫だ(笑)｣

笑ってるけど顔ひきつってるよ？

｢橘？誰だ？それ？知らないなー(笑)｣

ガタン!!

小野寺さんっ??

小野寺さんがいきなり立ち上がった

｢知らないとは何だ？!｣

｢何がですか?知らない人を知ってるとは言えないでしょう(笑)｣

２人のやり取りを黙って下から見る俺と先輩

｢知らないとは言わせないぞ!橘さんを苦しめてきてよく知らないなんて言えるなっ!!｣

《苦しめてきたって何の事だ？日高？》

《俺に聞かれてもわからないよ‥》

《そっか‥》

｢苦しめてなんていないですよ？(笑)アナタはその橘さんの何なんですか？｣

苦しめていないだと！

｢背高ﾉｯﾎﾟはっ!!｣

《バッ！先輩っ!!立つな!!何言おうとしてんだよっ》

立った俺を引っ張ってまた座らせた日高

《何って付き合ってんだろ？》

《先輩が言う事じゃないだろ？!》

《あっ‥そっか》

｢橘さんはアナタの何ですか？って聞いているんですけど｣

こんな年下相手にこの俺が何で左右されなくてはならないんだ！

｢早く言って下さいよ(笑)｣

調子にのりやがって！

ﾄｩﾙﾙ♪ﾄｩﾙﾙ♪

その時小野寺さんの携帯が鳴った

チッ!
後少しだったのに。

｢ねーねー？江っちゃんｺｰﾋｰおかわりちょうだい♪｣

先輩っ!!？

｢あっ日高の分もお願いな♪(笑)｣

俺のｺｰﾋｰcupも渡した先輩

｢電話してるあの人のｺｰﾋｰcupも取ってくれる？｣

小野寺さんの？