無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

｢風呂あるんだって！｣

｢先輩こっち向いて♪｣

嫌な予感は的中した

洗面所の前で裸にさせられぎゅっと絞ったホカホカのタオルをじわ～っと胸に当てられる

｢ちょっやめ｣

ん？これ気持ちいい‥

けどタオルが小さいからすぐ冷たくなるタオル

あっそうだ！♪

｢先輩動かないで!｣

大きなバスタオルで拭けば♪と思って取ろうとしたら怒られた

脇や背中をホカホカのタオルで綺麗にしてくれた日高

何だか風呂見つけた事言いにくい俺

｢先輩入ろう♪｣

へ？

｢入ろうってお前知ってたのかよ？｣

｢何が？(笑)｣

ｺｲﾂ嘘くせーっ

｢湯張ってないだろ！｣

シャワーしてる内に湯張るからって入った部屋の風呂

狭い‥とにかく狭い!
まだ古ぼけたアパートの風呂の方がマシってぐらい狭い

｢先輩気持ちいいね♪シャワー(笑)｣

シャワー固定したまま前に俺後ろから日高がぴったりくっついて浴びるシャワー

｢お前くっつきすぎっ｣

｢くっつきすぎって離れたら寒いじゃん(笑)｣

ｺｲﾂ楽しんでねーか？

｢先輩頭洗ってあげるね♪｣

頭？この状態で？

｢いいって自分でするからお前湯船浸かれよ！｣

｢シャワー使ってるからお湯張るの遅いんだよ(笑)｣

だったら少し待ってから入ったら良かっただろ!？

そうこう思ってる内に頭にシャンプーかけられた

ｺﾞｼｯｺﾞｼｯｺﾞｼｯ♪

モコモコ泡立つ先輩の頭‥あ♪

｢先輩見て♪｣

｢何だよ？｣

｢ｷｭｰﾋﾟｰちゃん♪(笑)｣

後ろ向いたら日高の頭にﾋﾟｮｺﾝ♪と泡が立っていた

｢かわ‥｣

｢え？｣

｢何でもねーよ!この野郎♪(笑)｣

｢ちょっ先輩ｷｭｰﾋﾟｰちゃん壊さないでよ(笑)｣

お互いにお互いの頭わしゃわしゃし合って遊んだ狭い風呂の中

日高といると楽しいな～♪

大学生活が変わったのも日高と出会ってから変わり始めたよな

ｺｲﾂと出会ってから不思議と人が寄ってきて鮫島とも友達になれた
日高って不思議だよな‥

ﾁｬプン‥

お風呂のお湯が張って先輩とｷﾞｭｰｷﾞｭｰ詰めで入った小さいお風呂

｢先輩何考えてた?｣

｢何って別に‥｣

ﾁｬプン♪

日高が温かい湯船の湯を俺の肩にかけてくれる

｢俺はね‥日々変わっていく先輩の姿思い浮かべてた｣

｢日々変わっていく俺って何だよ？｣

俺だって日高の事‥