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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第44章 思い出

「初めは寂しい目する人だったんだなぁってのが第一印象だったけど…今では全然違う♪ケラケラ笑うし(笑)ハッチャカメッチャカで支離滅裂で楽しいし♪かわいい事言ってくれるし俺すごく嬉しいんだよ(笑)」

それじゃ俺ただのバカみたいじゃん

けどかわいいって言ってくれた

日高にかわいいって言われた

「かわいい‥ってなんだよ」

恥ずかしくなる

湯船の中で体育座りの膝を抱えた照れた先輩

「そうゆうとこが堪らなくかわいいんだよ♪(笑)」

膝抱えて下向き加減の先輩に横から抱きついた

「なっやめろって!」

「何で?(笑)」

「何でって狭いから‥」

「狭かったらくっついた方がいいだろ?」

「何でだよ?」

「‥‥‥‥」


日高の方には隙間が出来ているのに更に密着して来て俺だけかなり狭い思いをした

「先輩‥」

「なんだよ‥」

いきなりしんみり呟いて

「俺たち幸せになれるかな‥」

「なれるかな?ってお前が幸せにしてくれんだろう?」

「先輩は?」

「何が?って触るな!」

肩に頭乗っけて鎖骨辺りを指でなぞってくる

「だから‥先輩は?」

「お‥‥俺も‥どっ努力は‥するつもりだっ」

先輩‥

「うん♪」

片方だけが幸せを求めて頑張っても成し遂げられない事を先輩はちゃんとわかってくれていた

「日高‥」

「ん?な‥に‥」

「痛くないか?」

「な‥に‥が‥ー‥」

「何がって顔‥」

「‥―‥‥―‥」

「日高?」

「‥‥スー‥‥‥」

聞こえてきた寝息

え?俺にもたれかかったまま寝た?

どうすんだよ風呂の中だぞ‥

けどコイツ今日は色んな事があって相当疲れたんだろうな‥

気持ち良さそうな安心した顔して笑って眠ってやがる(笑)

「日高布団入って寝よう?な?」

少し肩で日高の頭揺らしてみた

「‥スー‥‥」

完全に眠ってしまったみたい

「‥‥‥‥」

日高みたいにお姫様抱っこして持ち上げようとしたけど無理だった

どうしようも行かず日高残して先に風呂から上がり背高ノッポを叩き起こして日高を湯船から出してもらい
日高に抱きつきながら眠った布団の中で俺は幸せな夢を見た

どんな夢を見たかは内緒♪
おっ俺にだって

かわいい大切なコイツとの夢を内緒にする権利ぐらいあるだろ?

うふふ‥♪

やべっ顔がニヤけちまう

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