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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第45章 温泉旅行2日目

「あー後ご当地キャラのサインもらって来てください。だってよ‥近藤」

近藤って?

「近藤君?!」

「橘さん近藤って誰ですか‥?」

あっ小野寺さん近藤君が担当って知らないのか?

「俺の担当の子ですよ(笑)」

「担当の子って?」

「ナンパ野郎は小説家なんだ♪」

小説家?

「ちょっ先輩っ!」

《なんだよ?引っ張んなよ!》

《先輩が言う事じゃないだろっ》

《何で?》

何でって‥ここは橘さんの口から言うのが筋ってもんじゃ?違うのか?

先輩といると俺までわからなくなってくる‥。

「けどアイツらしいな(笑)」

鮫島先輩が手紙ヒラヒラさせて笑って手紙をテーブルに置いた

「ここのご当地キャラって何だろね?」

「そら~河辺アレだろ?」

静岡だから‥

「あ♪茶レンジャーか?(笑)」

チャレンジャーは挑戦者だろ?
そうやって、またすぐ話に入る‥

「それを言うなら鰻太郎だろ?(笑)」

鰻太郎は駄菓子だし…

その間に小野寺さんには近藤君が誰なのかちゃんと説明して問題はない♪

「鰻があるならワサビ太郎もあるんじゃね?ワサビナスとか(笑)」

「ワサビナスは寿司ネタだろ?(笑)」

シー‥ン‥

なっなんだよ‥俺が言っちゃいけないのか?

「日高はもっとシャレってもんを勉強した方がいいぞ‥何とかもシャレ神戸ってな(笑)」

シャレ神戸って先輩‥

「けどサインなんか着ぐるみ着て書けんのか?(笑)」

「着ぐるみって夢壊すような事言わないでよ!」

「夢?河辺はもしかしてサンタ信じてるとか?」

「当たり前だろ!!さん付けてよ!」

そっそんなに怒る事かよ?

「サインなんか適当に書いときゃわかんねーって(笑)」

先輩はまたそうやって言う
適当なのは先輩じゃ‥

「あっ♪ナンパ野郎が書けばよくね?」

元々手紙もらったのはナンパ野郎だ

「橘さん可愛い字書けるのか?」

「いや‥無理だろって何で可愛く書く必要があんだよ?」

無理なら言うなよ‥

「何でってかわいいキャラクターが書く字と言えばイメージ的に丸文字だろ?」

「丸文字?何だそれ?」

「よく女の子が書く文字の事だよ♪丸すぎて読めない時あるけどな(笑)」

笑って言った日高に少し殺意を抱いた

読めない時あるって今までにもらったラブレターの字思い出してんだろ!!

ムカつく!

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