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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第45章 温泉旅行2日目

「入らないのか?」

「はっ入る訳ねーだろ!?」

「何で?」

は?何でって‥

「せっ狭い風呂に2人で入ったらまたアイツ寝るから‥」

「そっか。入ったんだね?(笑)」

え?

「いやっ違う!これは?その‥」

顔の前でブンブン手を振ってごまかしたつもりだった。

「クスクス(笑)こんなに可愛いかったら彼氏も大変だな(笑)」

「俺可愛いくないから‥」

ズボンの前をぎゅっと握って俯いて言ってきた

‥‥‥‥。

「なつ君はとってもチャーミングだよ♪うちのCMに起用したいぐらいにね(笑)」

日高君は燕尾服なつ君はピンク色のふわっとしたドレスなんか着て
2人で螺旋階段を降りてくるとかどうだろう?♪

「CM?」

顔を上げてうるうるした瞳を覗かせた

「そう♪CM♪見た事ないかな?よく」

「あっあのさ!」

まだ話の途中なんだけど‥

「あのさっC‥CMに出たら高級イタリアのインテリア安くしてくれる?」

「え?」

「だから交渉♪CM出たら高級イタリア安くしてくれるんなら出てもいいけど!」

高級イタリア?

「安くってどれぐらいが希望かな?」

出来れば半額以下がいいけど

厚かましいよな?

「どれぐらいまで落とせる?」

う~んと顎に指当て手添えて江っちゃんが考える

半額以下になれ!
半額以下になれ!

「例えば100万だとしたら95万ぐらいまでかな?」

え?たったの5万?
人差し指と人差し指ツンツン合わせてねだってみた

「後もう少し‥なんとか‥」

本当はもっと落とせる
俺が買うと言えばタダ同然だ

「う~ん。もう少しね‥あっそうだ!じゃ私からも交渉(笑)」

「何なに?安くしてくれんなら何だってする♪」

何でもする?

「じゃ‥誘惑してみて」

へ?湯沸く?

「湯を沸かす‥のか?簡」

「冗談よしてくれよ(笑)私を彼氏だと思って誘ってみてって事だよ」

誘う‥さっ誘う!!

なつ君がそんなに欲しがる理由を知りたかった

なつ君が肩ポンポン♪と叩いてきた

「めっ飯行こうぜ‥」

「ふざけてるのか?」

いや‥だって‥

「誘い方次第では希望通りにしてあげてもいいけど?」

きっ希望通り!?

だったら無料提供だろ♪

無料で提供してもらえるぐらいの誘い方ってどんな誘い方だ?

希望通りと言えばどう出てくるか?見物だな(笑)

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