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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第46章 楽しかった温泉旅行帰宅後-鮫島と河辺がたどり着いた場所-

「どうゆう事だ?鮫島?」

「いや…河辺が今朝方の俺達をカメラで収めてたらしくて‥」

今朝方の俺達って‥

「まさか!」

先輩?

日高が俺を見てくる
別に悪い事した訳じゃない

あれは鮫島が柄にもなく震えて泣いたから俺は‥

「先輩?」

「いや…だから‥あれは誤解だ‥」

何て言えばいいんだ?
鮫島が俺の事好きだったって言えってのか!?

それは、さすがに言えないだろ?

すると鮫島が俺の肩叩いて日高にこう言った

「河辺の不安は知っていた。だから不安取り除く為に指輪を渡したんだ…けど、不安の原因は俺自身にあった」

「どうゆう事ですか?」

「日高君と出会う前俺は‥」

「言うな!」

え?相川?

先輩?

「言わなくていい‥」

先輩が鮫島先輩の言うのを止めに入った

先輩の両肩を抑えた鮫島先輩が俺の目を見て言ってきた

「俺はなっちゃんがずっと好きだったんだ」

何で言うんだよ‥

「それって‥」

やっぱり日高が動揺を見せた

だから言ってほしくなかったのに‥

「勿論今は河辺が好きだ。ただ、河辺の不安取り除くにはまず俺の胸の中のつっかかりを取り除いてスッキリしてから河辺と向き合わないと河辺も俺も本当の意味での恋人になれないと思ってなっちゃんに告白したんだ…」

「けど何で抱き合ってた訳?」

「それは‥ずっと好きだったから‥。少しだけなっちゃんの胸借りたら泣けてきて‥」

鮫島先輩はそんなに先輩の事が好きだったんだ…

そんな鮫島先輩を先輩は抱きしめたんだ

俺は俺の愛した人を同じように好きになって恋心抱いてくれた事を嬉しく思ったんだ

「それで先輩も一緒に抱き合ってたって訳か?」

「けっけど!けど‥鮫島とはそれ以上何もないからな!疑われる事も怪しまれる事もしてねーから!」

あのキッキスは事故だった!!

先輩‥

日高が鮫島と俺の肩叩いた

「わかったよ(笑)鮫島先輩‥先輩を好きになってくれてありがとう」

日高君?

ニコッと笑った日高君に背中押されて一歩踏み出した足

「今は河辺なんだろ?行ってあげなよ♪もう離すなよ!」

日高君‥

「あっああ!」

鮫島先輩は河辺の後を追いかけた

相川の愛した男‥

そら…俺勝てる訳ない‥

相川良かったな‥

日高君と出会えて良かったな‥

今度は俺が幸せ掴む番だ

見守っていてくれよ!

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