
。+゚僕は君に恋をした。+゚
第46章 楽しかった温泉旅行帰宅後-鮫島と河辺がたどり着いた場所-
僕は走って門を出て一度振り返って見た校舎
沢山鮫島先輩との思い出が詰まった楽しく過ごした校舎
ゆっくり僕はまた歩き始めた
ずっとずっとあてもなく一人さまよい歩き続けた
白い吐息だけが暖かい
ポツポツと雨が降ってきた
春に変わろうとする季節の雨はまだ肌寒い
けどこの雨は僕の気持ちのようにだんだん激しくなり降り続く
僕は空を見上げ激しく降り続く雨の中にただ立ち尽くした
こんな恋ならするんじゃなかった‥。
ただ辛く疑うだけの恋なんか‥
理由もなく涙が零れ落ちた
僕は‥今でも鮫島先輩を
「‥愛してる…」
胸の前でぎゅっと握りしめた手
パラパラ¨サラ¨サラサラ¨♪
不意に僕の手に落ちてきたのは
「雪?」
見上げた空は雨が雪に変わっていた
まるでそれは僕の心情みたい
悲しみの真っ白な雪
「‥‥っ」
雨に濡れた冷たい身体が雪に触れ熱がドンドン奪われていく
このまま僕は死んでしまいたい‥。
この身体が消える前にもう一度願いが届くなら
抱きしめてほしい‥
鮫島先輩の温もりが欲しい
抱きしめてよ‥鮫島先輩
鮫島先輩が好きなのは兄さんだった
僕は結局身変わりなんだ
兄さんの事が好きなら好きって一言
たった一言言ってくれていたら
僕悲しいよ‥
鮫島先輩の最後の言葉を聞かずに出てきたけど‥
いつも喧嘩して僕が泣いて僕がワガママ言った時でもそんな時でも鮫島先輩はいつも優しかった
鮫島先輩はいつも僕に優しかった
とぼとぼ歩いていたら歩道橋に着いた
階段を登ろうとした時携帯が鳴った
誰からだろう‥
着信画面を見たら
「鮫島先輩‥」
とめどなく涙が溢れ出てくる
今声を聞いてしまったら
僕は‥
僕は‥
握りしめた携帯電話
そっとそのままポケットにしまって階段を登り始めた
つい昨日まで楽しかった旅行の事が頭をよぎる
あの時も僕は鮫島先輩を攻め立てたっけ?(笑)
その時渡された指輪
鮫島先輩の思いが込められた指輪
僕は左手の薬指に嵌められた指輪を外して手に取った
あの時鮫島先輩と約束した事
二人の約束は叶わないけど‥
けど僕は
今も覚えているよ‥
あの時鮫島先輩が言ってくれた言葉
嘘だと言って‥
鮫島先輩‥嘘だと言ってよ
歩道橋から見下ろした道路
沢山の車が行き来する
沢山鮫島先輩との思い出が詰まった楽しく過ごした校舎
ゆっくり僕はまた歩き始めた
ずっとずっとあてもなく一人さまよい歩き続けた
白い吐息だけが暖かい
ポツポツと雨が降ってきた
春に変わろうとする季節の雨はまだ肌寒い
けどこの雨は僕の気持ちのようにだんだん激しくなり降り続く
僕は空を見上げ激しく降り続く雨の中にただ立ち尽くした
こんな恋ならするんじゃなかった‥。
ただ辛く疑うだけの恋なんか‥
理由もなく涙が零れ落ちた
僕は‥今でも鮫島先輩を
「‥愛してる…」
胸の前でぎゅっと握りしめた手
パラパラ¨サラ¨サラサラ¨♪
不意に僕の手に落ちてきたのは
「雪?」
見上げた空は雨が雪に変わっていた
まるでそれは僕の心情みたい
悲しみの真っ白な雪
「‥‥っ」
雨に濡れた冷たい身体が雪に触れ熱がドンドン奪われていく
このまま僕は死んでしまいたい‥。
この身体が消える前にもう一度願いが届くなら
抱きしめてほしい‥
鮫島先輩の温もりが欲しい
抱きしめてよ‥鮫島先輩
鮫島先輩が好きなのは兄さんだった
僕は結局身変わりなんだ
兄さんの事が好きなら好きって一言
たった一言言ってくれていたら
僕悲しいよ‥
鮫島先輩の最後の言葉を聞かずに出てきたけど‥
いつも喧嘩して僕が泣いて僕がワガママ言った時でもそんな時でも鮫島先輩はいつも優しかった
鮫島先輩はいつも僕に優しかった
とぼとぼ歩いていたら歩道橋に着いた
階段を登ろうとした時携帯が鳴った
誰からだろう‥
着信画面を見たら
「鮫島先輩‥」
とめどなく涙が溢れ出てくる
今声を聞いてしまったら
僕は‥
僕は‥
握りしめた携帯電話
そっとそのままポケットにしまって階段を登り始めた
つい昨日まで楽しかった旅行の事が頭をよぎる
あの時も僕は鮫島先輩を攻め立てたっけ?(笑)
その時渡された指輪
鮫島先輩の思いが込められた指輪
僕は左手の薬指に嵌められた指輪を外して手に取った
あの時鮫島先輩と約束した事
二人の約束は叶わないけど‥
けど僕は
今も覚えているよ‥
あの時鮫島先輩が言ってくれた言葉
嘘だと言って‥
鮫島先輩‥嘘だと言ってよ
歩道橋から見下ろした道路
沢山の車が行き来する
