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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第12章 隣に男がやってきた

言いすぎたと思って日高を見たら部屋を出ようとしていた

「待て!日高っ」

出て行こうとする日高の腕を掴んだら


「俺は関係ない人間なんだろ。アンタには関係ない人間なんだろ?離してくれ」


はぁ!?そんな事言ってない

待て!違うんだ!

そのまま日高の腕を離さずに持っていたら

「離せっつってんだろ!!!」

勢いよく振り払われた

パタンッ
玄関のドアが閉められた

「日高‥」

違うんだ‥






挨拶とゆうか口論になった初めての挨拶
立ち替わり入れ替わり面白い(笑)

俺はこれから始まる楽しくなりそうな生活に胸弾ませながら荷解きを始めた


すると玄関が勝手に開いてズカズカ部屋に入ってきたのは食パン君

「アンタが余計な事言うから日高が出て行ったじゃねーか!?どうしてくれんだよ!!」

いやいや俺に言われても‥

「追いかけたら済む話じゃないのか?」

すると食パン君は泣きそうな顔をして唇を噛んでいた

あー素直になれないってヤツか?


「アンタも探せよ」

何で俺が?

「アンタが余計な事言ったから日高が出て行った!アンタにも責任があるだろ!?」

無茶言うな

俺は無視して荷解き始めると食パン君俺の腕引っ張って歩き出した

「ちょっ君!」

「つべこべ言わずに探せっ!!」

結局一緒に探す羽目になってしまった


痴話喧嘩はよそでやってくれ‥


「日高さ~ん‥」


「日高ー!!!」


「日高さ~ん‥」


「日高!!!!!アンタ真剣にやれよっ」

とばっちりを受けた俺が何で真剣に探さなくてはいけないんだ?


名前を呼びながら公園などを探し回った

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