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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第12章 隣に男がやってきた

俺は先輩に関係ないと言われた


先輩に俺は必要なかったんだ‥‥‥


先輩と過ごした日々が走馬灯のように駆け巡っていく

ふらふら歩いていると誰かにぶつかった

「っ痛てー!!!おう?兄ちゃんぶつかっといて何もなしか?!」

俺はどうでも良かった

「兄貴コイツ金髪にピアスですぜ。生意気な!やっちまいましょうや」

路地裏に連れて行かれ俺は殴る蹴るの暴行をただひたすら受けていた


ガスっ!!
兄貴こいつ意識なくなったんじゃないですか?

ヤバイですぜ…

何やら俺を殴って蹴って好き放題したヤツらが話してるのが聞こえて‥‥‥


《俺喧嘩負けた事なかったのに》


《好きな人がいなくなるだけで人ってこんなになるんだなぁ‥》

《どうでもいいや》


《一層の事殺してくれ‥》





















「日高さ~ん‥」

「日高!!」

「日高さ~ん‥」

「日高!!!」

「日高―!!」


ハァ‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥

俺とナンパ野郎は必死で走って探し回っていた


けど‥どこにもいなかった

俺は日高が好きだ

日高が必要だ



突然雨が降り出した
「ひとまず家に帰ろう」

俺はナンパ野郎の言葉を聞かず一人で探し始めた

「日高ー!!」


「日高―!!」

外は寒く雨が次第に激しさを増す


日高‥


日高‥


日高!


俺は探し続けた


帰ってきてくれ 一樹









先輩‥



身体が痛てーよ




寒いよ‥




苦しい‥



会いてー先輩‥




苦しい‥








声が聞きてーよ










抱きしめて









先輩‥













俺がきづいた時は










病院のベッドの上だった

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