テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第12章 隣に男がやってきた

俺が路地裏で倒れているのを助けてくれた人が病院に運んでくれたらしかった


「お世話になりました」

身体いてー‥




家に帰ったら先輩いるのかな








帰りたくない








会いたいのに







会いたくなかった





痛む身体でそのまま大学に向かった






俺は日高が帰ってくるのをずっと待っていた


日高のいない日高の家で




帰って来なかった‥





アイツが鍵をいつも置いている入れ物から鍵を取り鍵をかけてポストに入れた時

そういやナンパ野郎も一緒に探してくれたっけ‥


お礼言わなきゃな



ピンポーン♪ピンポーン♪
ピンポーン♪ピンポーン♪

「はい」

ガチャ


「昨日は悪かった。ありがとう。」


何だそれ?


人を散々走り回しといてそれだけか?


「君ね」


そう言いかけた時



彼は後ろを向いて歩いて行ってしまった








日高‥










俺はお前が必要なんだよ





日高‥


ストーリーメニュー

TOPTOPへ