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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第50章 初詣

カラオケ屋に着いた俺たち
何で来てしまったんだろう¨

「何頼む♪?あっ私お手洗いに行って来るから先唄ってて♪」

「あっ私も♪可奈子待って一緒に行くから♪」

ふふふ♪と手を振って行ってしまった元カノとその友達

この隙に何だかんだ理由言って逃げようと思えば出来たはずなのに他の女友達3人に『どこで知り合ったの?♪』とか『可奈子ってイケメンに目がないから(笑)どっちから声かけたの?』とかどうでもいい質問攻めに合い抜け出せなくなってしまった

「世の中は不公平よね?いい女にいい男。今度合コンセッティングしてくれないかな?ね♪いいでしょ?イケメンの彼氏ならイケメンな友達いるはずだし♪ね?」

彼氏なんて一言も言っていないし、今はもうとっくに別れて、たまたま会ってカラオケ誘っただけなんてプライドの高い私は言えなかった

だって私は一樹にフラれた側だから

「うっうん♪いいよ♪」

「本当!?ありがとう♪」

どうしよう¨

嘘ついちゃった

「お待たせ~♪盛り上がってる?聞いて聞いて♪今度ね」

一緒にトイレに行った優子がボックスのドアを開けた
 
『一樹ちょっといい?』

「???」

可奈子に呼ばれて出たボックス

「はぁ?!何でそうなるんだよ!」

「ごめん!断りきれなくて」

顔の前で手合わされても困る

「第一俺とお前はもう付き合っていないし俺今好きな人いるから無理だって!」

「そこを何とか!私ってプライド高いじゃない?一樹にフラれたとか言えなかったのよ」

「フラれたじゃなくてフッたでもよかっただろ?俺は何とも思ってないし思わないし」

「何とも思ってないとか傷つくわ¨これでも元ミスコンN o 1に4年連続で君臨した私よ!」

そんなの知るかよ¨

「ねー!一樹お願いよ!私の顔を立てて一度だけでいいから。優子ももうその気になってるし今度埋め合わせするからっ(この通り!)」

プライド高い女がこんな事で頭下げるか?

「分かったよ¨ただし1回だけだからな」

パー♪と明るくなった彼女の顔

女って怖い

「アドレス教えて♪一樹アドレス変えたでしょ?」

「何で?」

「何でって合コンの日程決めるから♪早く♪あっ番号はそのままなの?」

「え?あっそうか?」

え?あっそうかじゃないだろ俺

流されるままアドレスと携帯番号を教えてしまった

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