テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第50章 初詣

「橘さんちょっとトイレお借りします」

「そんなの言わなくても使ってください♪(笑)」

小野寺さんって律儀だな(笑)


「大丈夫だから♪ほらぶら下がってみろ♪」

はい♪とは言ったものの人の腕にぶら下がるのは落っこちないか不安で心配で

落っこちても数センチ下はすぐ床なんだけどプッ¨

「大丈夫だから!」

「はい¨では失礼して」

勇気を出していざっムッキムキの腕にっ♪

「何やっているんだ?お前ら?」

え?

「さっさと行ってこい」

見られた?

「おー♪じゃ行くか?」

僕の勇気は何のため?子猿のポーズをとった僕は一体?

玄関を出てゴツい男の人と乗ったエレベーター

会話がない。

「あっあの¨お名前は?」

「あっ俺か?」

あなたしかいないよね?

「俺は鴨倉甚一。アンタは?」

「僕は近藤¨」

「下の名前は?」

下の名前は¨

「必要ですか?」

言いたくない。

「そら¨まぁな?で名前は?」

「どうしても言わなきゃダメですか?僕¨女の子みたいな名前だから言いたくないなーって(いじいじ¨もじもじ)」

何だ?この小動物みたいな可愛い反応は¨

「嫌なら無理には聞かないさっはははは♪」

変な反応してしまった

「鴨倉さんって優しいですね¨(何だかもじもじしてしまう¨)」

「優しい?俺が?」

「はい♪皆僕の事客人扱いしてくれないのに鴨倉さんは客人扱いしてくれたし、トイレにもずっとつきっきりでいてくれたじゃないですか?僕嬉しくって♪」

客人扱いと言っても人様の家だけどな?
パーと笑ったその笑顔

『くっそ可愛いじゃねーか!』

「え?」

「あっいや?こっちの話(笑)そんな事ないと思うぜ♪近藤さんはハキハキしてるし元気だしファイターだし」

それって、ただ元気って事だよね?

「ぷっ¨ぷははは(笑)」

「何かおかしな事言ったか?」

「いえ別に(笑)着いたみたいだから降りましょう♪」

「ああ?(何か言ったかな俺?)」

僕の事初めて認めてくれた鴨倉さん

仕事でもプライベートでもドジばっかりして呆れられる僕に笑いと明るい笑顔をくれた人

こんなに誰かと楽しく笑うのはいつぶりだろう?

おっかしい人(笑)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ