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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第50章 初詣

朝食を作る橘さんをチロチロ見ながら俺は昨日散らかした残骸を片付けていた

『今日も朝から橘さんの手料理か~♪楽しみだ』

フンフンフン♪自然と鼻唄なんか刻んでしまう

「小野寺さんが鼻唄なんて珍しいですね♪(笑)」

ビニール袋にビールの空き缶詰めた小野寺さんがキッチンに入って来た

「橘さんの手料理が朝から食べれると思うと」

スルッと触れた腰

「ちょっ小野寺さん危ない」

「まだ皆寝てるからいいだろ?少しだけ♪」

「もう(笑)」

トゥルルル♪トゥルルル♪

「¨¨¨¨¨¨¨」

「出ないんですか?」

「今は橘さんと」

トゥルルル♪トゥルルル♪

「¨¨¨¨¨¨¨¨」

「¨¨¨¨¨¨¨¨」

トゥルルル♪トゥルルル♪

「早く出た方が良くないですか?」

チッ!

小野寺さんが舌打ち?

「何だ?(怒)今忙しい!用件だけ言え!」

忙しいって¨拗ねたのかな?
まるで子供だな(笑)

『あー秀一か?橘さんいるか。』

「橘さん?」

橘さんに俺の携帯を渡した

「私にですか?」

頷く小野寺さん

何だろ?

「はい。もしもし?」

『あー橘さん?近藤さんの住所分かるかな?』

「住所?」

『携帯忘れて行ったらしくって。届けてやろうと思うんだ』

また近藤君はっ!

「私が届けますよ」

『いや朝飯も食っていないからついでに(笑)』

「そうですか?すみません。少し待っててくださいね」

近藤君の住所住所¨
橘さんが部屋に戻ろうとする

「何かあったのか?」

「近藤君がお屋敷に携帯忘れたみたいなんです。本当世話のやける」

携帯を?

プーンと焦げ臭い匂いが漂ってきた

「橘さん?何か焦げ臭い」

「あっ小野寺さん火止めてください!」

火?

バタバタバタ!

バタバタバタ!

小野寺さんは火を止めに行き俺は近藤君の住所を伝えた

『助かったよ♪橘さんありがとうな』

「いえそれじゃすみませんがお願いします。はい失礼します」

プチ♪と切った電話

「橘さんこれはどうしたら?」

キッチンの中で右往左往する小野寺さん

「すみません私がしますから座っててください(笑)」

「手伝おうか?」

「でも」

「レタスぐらいなら私にも千切れる」

「じゃお願いします♪」

カレー味のキャベツを炒める横で小野寺さんがレタスを千切る

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