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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第12章 隣に男がやってきた

「先輩ごめんっ」

いいよ‥

「怒ってる?」

だからいいって

「ごめんっ」

お前はっしつこい!

俺は帰るのをやめ部屋に戻って荷物を置いたらコイツが


「帰らないの?」

はぁ?帰ってほしい訳?

俺はまたイラついた

「帰ってほしいなら帰る!」

また玄関に行こうとしたら


待っていた腕で抱きしめられた

俺らって似たり寄ったりかも知れねーな‥

「離せっ」

ぎゅっと抱きしめてくる日高

俺はぎゅっと抱きしめられたくて違う事をしてしまっているんだと思う

けど‥それはコイツがそうしてほしいみたいにするから俺は‥

「先輩泊まっていくよな?」

不安そうな声で言うなっ

「泊まってほしいなら離せっ?!」

パッと素直に離しやがった


「先輩晩飯の買い物行こっか」

また、そうやって

いきなり笑顔で話すから

俺は調子が狂うんだっ

お前のペースにどんどん吸い込まれてゆく‥

「わかったから‥どけっ!」




俺らは近所のスーパーにやって来た

買い物カゴは日高が持ち

「先輩何食いたい?俺はねー‥」

食いたいと聞くのはおかしいだろ?

作るのは俺だっ

「俺は‥『焼きそば♪』え?」

俺の食べたい物はやめて、日高の食べたい物に合わせてしまう俺がいてる

「豚肉どこだっけ?」

豚肉を探し回っていると

「あった!」

「‥‥‥‥」

手と手が重なり

「あ‥『あ‥』」

げっ!?

またコイツか!?

「食パン君?」

後ろからせんぱ~いと日高がやってくる
あ?橘さんが何で?と思いつつ

「先ほどは‥どうも」

「どうも‥」

気まづい空気が流れたかと思ったら先輩がいきなり

「晩飯一緒に食う?」

先輩?何誘ってんの?

「いや‥やめとくよ」

そらそーだろっ

「お礼にと思ったんだけど‥」

え?!先輩が?!

「そうゆう事なら遠慮なくいただくよ」

マジですかー?!


そして3人で店内を歩く事に

「何でこうなるんだよ‥」

俺がぶつぶつ言ってると先輩と橘さんが仲良さそうに話してるように見えて仕方ない

「日高~!カゴ!」

カゴを持って来い!と言われる俺

なんなんだ俺は!?

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