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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第52章 コケコッコー♪

「ショッピングモールに着いたのはいいけどよ?何買うんだよ?」

自転車買ったなら家に帰ってゴロゴロしたーい

「たまにはブラブラするのもいいでしょ?♪」

「ブラブラするぐらいなら帰って」

「あっほら先輩♪風船配ってるみたい!貰いに行こうよ!」

「風船?」

向こうの方でくまのぬいぐみ着た人がぷかぷか浮く風船を配っていた

「あんなの子供が「あっ本当だ♪鮫島先輩貰いに行こ♪」」

「あっああ」

河辺が鮫島の手を引っ張って行った

よくもまぁ恥ずかしげもなく貰いに行けるな?

鮫島に同情するぜ

「なっ何だよ?じーと見て」

日高がじーと俺を見る

「先輩行こう?」

ニコッと笑って手を出してきた

てっ手なんか繋げるか!

「やだよ!」

くるっと回った先輩が向かった先は風船?

「待ってよ先輩♪(笑)」

「お前トロイんだよ!昔はもっとこう反射神経良くなかったか?運動不足なんじゃねーの?(笑)」

「先輩には言われたくないね(笑)」

「それどうゆう意味だよ!?」

「そのまんまだよ(笑)ベーぇ♪」

あっかんべぇして日高が先に走って行く

「ちょっ待てよ!置いてくなっ」

「あははは(笑)」

あははは♪じゃねーよっ

「待てって!おいっ日だ!」

ドンっ!ぶはっ

「お前急に立ち止まんなよ!鼻打っただろ!」

「¨¨¨¨¨¨¨¨¨」

「日高?」

「先輩?あれって高場さんだよな?」

高場?高場って誰だ?

日高の見る方を目を細めて見た

「海坊主?店の前なんかで立って何してんだ?」

「声かけてみようか?」

「は?止めとけよ!」

「何で?」

「何でって¨もしかして俺っ俺たちみたいにデッデートかもしっ知れないだろ?」

デート? 

「先輩デートって思ってるんだ!!?」

「バカか?!他にどう言えと」

「ねー!先輩はデートって思ってるのか?!」

「デートの他に何て言うんだ?」

「今俺が聞いてるんだろ!?」

「だから他に」

「ねー先輩っ」

向かい側の通路から聞き慣れた声が飛び交うのが聞こえてきた

ん?
日高の兄貴?と隣にいるのは¨

「日高の兄貴―っ♪」

ぶんぶん手を振った

「あっ高場さんが手を振っているよ!先輩振り返して♪」

「何で俺が!って勝手に振るな!」

操り人形みたいに俺の腕を勝手に振った

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