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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第12章 隣に男がやってきた

「これは君たちの分ね♪」

「ありがとうございます‥」

日高が持とうとするとナンパ野郎が俺に

「君が持て冷蔵庫に入れたら帰って来い」

はぁ?何で俺がっ

「早くしろ!帰ってきたら手伝え」

マジうっとうしいっ

「わかったよ!日高鍵!!」

俺は日高から奪うように鍵を受け取り日高の家に入り冷蔵庫に食材を入れていくと‥

「何なんだよ‥アイツ!!腹立つなっ‥え?‥‥」

スーパーの袋に入っていたのは高級和牛ステーキ2枚に鶏肉や豚肉に沢山の野菜だった

いいとこあんじゃん‥アイツ

冷蔵庫に入れナンパ野郎の家に戻ると

?!!

「おい!!お前日高に何してんだよっ離せっ」

日高の前に立ってしゃぶらせようとしてやがったっ


「全く君はわかってないね。ほら鍋の準備するから来い」

人の話聞いてんのか!?

先輩何怒ってんだろ?
橘さんは俺も手伝うって言ったら
君はいいから座ってなさいって言ってくれただけなのに‥

手を洗って渡された食材を切っていく俺

うざい!
うざい!
うざい!

ザクッ!

「っ痛ってー」

指を切ってしまった
血出てる舐めようとしたら

「‥‥え?‥アッッン」

ナンパ野郎が口に入れた

俺がシンクで貝を洗っていたら隣で食パン君が指切ったみたいだから慌てて口に入れたら 小さく聞こえた喘ぎ声?

「なっ!離せよっ」

俺が口からゆっくり離すと糸弾いた唇と指先

みるみるうちに真っ赤な顔になっていく食パン君

かわいいなと思ってしまった

「何見てんだよ!変態野郎!!」

変態野郎?

まだナンパ野郎の方がマシだ

「指舐められたぐらいで感じるなガキが」

「バッ感じてなんかない!!」

真っ赤な顔して日高君の方へ逃げようとする食パン君

「逃げるのか?」

すると食パン君

「誰が!?」

戻ってきた

変なとこは素直なんだな‥

食材を切り終わり鍋の準備が整った

ぐつ♪ぐつ♪

いい香りが漂ってくる

「うわ♪マジうまそっ橘さんが作ったのかよ?」

「いや彼も手伝ってくれた」

と言おうとしたら

「お前は見てなかったのか!?」

「何が?」

はぁ?何がだとー!? いつも俺を見てるクセに

「もういい!!」

また始まった痴話喧嘩‥

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