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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第12章 隣に男がやってきた

「はいはいはいはい。君たちお遊びはそれぐらいにして食べようか?」

ぐつ♪ぐつ♪香る美味しい匂い


匂いにつられて日高を殴る事をつい忘れた俺

「うまそーじゃん♪いっただきまーす♪」

俺が自分の分を取ろうとすると

「君はまったく‥」

ナンパ野郎がそう言って日高の器を取って日高の分をよそっていた

「勝手に取るだろっ!?」

《自分の好きな物勝手に取るだろ》

と言う意味で言ったのに

「日高君遠慮せずに食べるんだよ♪」

俺は無視か!?

日高にだけ甘いコイツが気に食わねー!

「俺白身魚も~らいっと♪後豚肉も♪」

じっと見つめてくる痛い視線

鍋をつつく手がとまりそうになるとナンパ野郎の言ってきた

「沢山あるから遠慮するな」

いきなり優しくすんじゃねーよっ


がっつく食パン君に沢山あるから遠慮するなと言ったら恥ずかしそうに少しだけ器に取っていた

「あー腹いっぱい♪」

「ごちそうさまでした♪」

食パン君と日高君が笑顔でごちそうさまの挨拶をする

満足してもらえて良かったと思う俺
招待してもらったのは俺なのに
ほとんど俺が作って俺が振る舞った

まぁ喜んでもらえたし楽しかったから良しとしよう


「日高君大丈夫?」

ナンパ野郎がさっきから日高日高って懐きすぎじゃね?!

「日高こっち来い!」

四角い机を囲み
俺の横にナンパ野郎
俺の前に日高がいる

俺は日高を呼んだ

日高がこっちに来ようとするとナンパ野郎がいきなりまた言った

「君たちお風呂入っていく?」

はぁ?何で風呂なんか?

言おうとした時にはナンパ野郎はいなかった


日高‥
お前は俺の物だろ!?



先輩がこっち来い!!といきなり怒った

なにがなんだかわかんねーよ…


橘さんが後片付けをしようと戻ってきた から俺は


「あ‥俺手伝います」

俺が先輩から離れようとすると先輩が

あの先輩が服の裾持って離さなかった

「いいから座ってて」

またナンパ野郎が日高にニコって笑ってそう言いやがった

むかつく!!

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