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「離れろﾊﾞｶ！」

けど日高に抱きしめられて嬉しい俺の本音

「先輩隣同士で座ろうな♪」

「当たり前だろﾊﾞｶか？！」

「せんぱーい♪」

ぎゅっ♪

「だから離れろって！お前は(笑)」

ごちゃごちゃに絡まりながら前を行く二人

「転けるなよ(笑)」

『いいなぁー¨』

ボソッと河辺が前を行く二人を見て呟いた

「何言ってんだ？大変なんだぞ？」

「大変?」

ぐじゃぐじゃ♪

頭撫でられた

「大変って?」

「日高君の元ｶﾉがいるんだぞ？考えたら分かるだろ？日高君はなっちゃんの機嫌もとらなきゃならない。俺はそんな二人の様子を見ながら場の空気を読んで日高君の助っ人をかって出なきゃならない♪」

「助っ人？」

「そう♪助っ人だ！だから深く考え込むな？な？(笑)ほら行くぞ？」

僕の手を握って歩き出した鮫島先輩

今の言葉は僕の事もちゃんと考えてくれてるって事だよね？

「うん♪」

「おー♪元気になったな(笑)いっぱい食うぞ河辺♪」

「うん♪何だろうね？♪」

さっきの寂しさや不安はどっかに飛んでいった