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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第52章 コケコッコー♪

『日高君¨ここは俺が何とかするから早く行ってやれ「何の話してるのー♪」』

「いや?別に(笑)河辺良かったな♪バイキング嬉しいだろ?あははは『早く行けって』」

「う¨うん(確かにこれは大変だ¨)」

ごめんっ鮫島先輩!

「日高君どこ行くの?♪」

「あートイレじゃね?あははは(笑)それよりさ♪」



俺は先輩の元に戻った

戻ったけどいない?

どこ行ったんだ?

「あのすみません?黒髪の俺ぐらいの年の男の人見ませんでしたか?」

入り口の受け付けのホテルの人に聞いた

「そちらのお客様でしたら」




はぁーあ¨

本当だったらあの豪華なバイキング食えてた

トボトボトボ¨

それもこれも皆あの女共が悪い!

日高も日高だ!

ホテルの入り口の自動ドアが開いた時思わず叫んだ

「くそ―っ!!俺のバイキング返せ―っ!!!」

「だったら戻ろうよ?」

え?

振り向けばそこに日高がいた

「何で¨お前が」

先輩の方へ歩み寄る

「先輩いないから心配したに決まってるだろ」

バイキング返せ―って可愛い(笑)

「心配?だってお前っ」

ぎゅっ♪

抱きしめられた

「心配するだろ?先輩戻ろう」

戻ろうったって¨

「嫌だ」

先輩を抱きしめた腕をぎゅっと掴んだ先輩

「バイキング食べたくないの?」

食べたい¨食べたいけど¨

「あっあそこには戻りたくない¨」

やっぱり先輩には無理か

「どうして?」

「どうしてって!¨分かれよ¨一緒に¨なんて¨嫌だ」

「じゃ二人で抜け出そうか♪ね?」

「けど¨鮫島や背高ノッポが」

それに嫌だけど¨一応お前の友達だし¨

嫌だけど¨ワガママを言ってはいけない気もする

どうしよう俺¨

ピッ♪

日高が携帯を耳に当てた

「日高?」

「もしもし?小野寺さんですか?先輩急に体調悪くなっちゃって¨はい。はい。大丈夫です。すみません¨お願いします」

ピッ♪

「小野寺さんに伝えといたから大丈夫だよ♪」

「大丈夫だよって」

日高お前¨

「あーお腹空いた(笑)先輩何か食べに行こうよ♪」

「い¨いいのか?」

「何が?ほら行こう(笑)先輩何食べたい?♪」

日高が俺の手を握る

暖かい日高の手

俺はボッチなんかじゃない

こうやって日高がちゃんと来てくれた

俺の身勝手なワガママだけど聞いてくれた

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