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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第52章 コケコッコー♪

「橘さん誤解だ!」

「誤解って何がですか?誤解されるような事したんですか?」

「なっ」

「若い女の子はいいですよね?」

「やっぱり見てたんじゃないか?!」

「ええ。見てましたよ?どうせ私は男ですから胸も無ければ色気もない¨」

「橘さん!!」

「あの子ならあなたの子供だって産めるでしょう?けど私は男だから産めない¨」

橘さん¨

「分かった。もういい」

え?小野寺さん?

もういいと言って席に戻って行ってしまった

こんな事言うつもりはなかったのに
ずっと不安だった事が目の前に突きつけられて爆発した

この食事会で小野寺さんに会うこともないだろう

「¨¨っ¨¨くっ¨¨」

自分から言い出した事なのに冷たい小野寺さんの返事に傷つき

泣くな!泣くな!と思えば思うほど涙が勝手に溢れ出てくる

「ええーーっ!!!嘘!?」

「小野寺さん本当なの!?!」

?????

私達の席から女の子達の大きな声が聞こえた

「ああ本当だ」

そう言った小野寺さんと目があった

女の子が私の方に向かって走ってきた

「小野寺さんと橘さんってカップルだったんですね♪」

「カップル?」

え?カップル?何がどうしてそうゆう話になった?

「隠さなくても今小野寺さんから聞きました♪男の人同士でもそうゆう人達がいるのは知っていたけど、まさか本当にいるなんてキャハ♪」

「キャハ?」

「さぁ席に戻りましょう♪」

腕を組まれて女の子の胸がっ

「ちょっと」

そして席に連れてこられた

「橘さんも私の気持ち分かったでしょう?」

「気持ち?」

小野寺さんが見る先は女の子の胸が当たる俺の腕?

慌てて女の子の腕を振りほどいた

「あーあ¨鮫島君も河辺君も皆カップルだったなんて¨一樹にやられたわー」

「どうしてその事を」

「俺も話した(笑)話したら楽になったわ(笑)」

鮫島君?

「小野寺さんって普通隠すのに堂々と宣言するって男前よねー♪」

俺は小野寺さんを見た

「どうして¨」

「本当の事だし誤解されたままは嫌だからね.それに私が大切に思っているのは」

小野寺さんの腕が伸びてきて

「ちょっ小野寺さん!ここホテルのバイキング会場っ『だったら後で部屋を取ろう』」

耳元でそう言われぞくっと体が反応した

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