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「出来ないの？」

「浮気になってしまうから」

顔を背けた日高先輩
僕はそんな日高先輩に顔を近づけた

「河辺？」

「これは一種の取引だよ？」

「取引?」

「そう‥取引…」

仕掛けたのは僕で
いつも余裕綽々の日高先輩がおどおどしているのが可愛く思えてS心に火がついた

「河辺？」

「ね？取引だから」

河辺の手が俺のほっぺたに触れ

「ちょっ」

「じっとして‥」

河辺の顔が近づいてきて


相川のやつあそこまでむきになることないだろ？

ガ‥チャ‥

！！！？

え？

…ｶ‥ﾁｬﾝ…

開けた扉をまた閉めた

嘘‥だろ？
あの河辺があの日高君と…キス?

おいおい‥おいおい‥

「河辺やめっ‥」

「なーんてね♪するわけないじゃん(笑)冗談だよ♪びっくりした？」

「人を試すような真似するな‥それにこんな事冗談でもしちゃいけない」

「…ごめんなさい‥」

「わかってくれたならいいよ」

日高先輩は僕の頭撫でてくれた




日高どこ行った？あれ？鮫島？
鮫島が口に手を当てて自分の部屋の扉の前に突っ立っていた

「何してんだ？お前？つーか日高中か？」

相川が部屋のドアノブ回そうとした

「開けるな！」

「は?」

「今はマズイから」

マズイも何もない

「マズイって何？日高中だよな？」

ガチャ♪

「開けるなって！」

『これなんか良さそうだけど？』

『あっこれ♪僕もいいなーって思ってたんだ♪今度試そうかな？』

部屋の扉開けたら二人で仲良くパソコン見ていた

何が開けるな！だよ？意味わかんねー

二人で何してんだ？

俺はこそーっと二人に近づいて画面を見た

なっ！！？

「日高‼」

びくっ‼

「せっ先輩？これは別に「行くぞ‼」」

日高先輩が拉致られて行った代わりに

「あっ鮫島先輩♪僕に一言言ってよね！」

鮫島先輩が入ってきた

河辺と日高君が見ていた画面を見て確信した

「お前っ‥」

「え？何？」

鮫島先輩が見ていたのはパソコンの画面

「あー♪これはね」

「何がこれはねだ！ふざけんな！」

え？何怒ってるの？

グイ‼

腕引っ張られた

「痛いっ‼」

ぼぶん♪

そのままベッドに投げ飛ばされた

「いきなり何するの？！！」

「何するのもへったくれもあるか！！」

鮫島先輩が僕の上に馬乗りになった