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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第53章 先輩が!!?俺は感無量です

「日高君そう言う事だから暫く一人にさせてくれ」

相川の前では話せない相川には出て行く理由は言えない
俺は玄関のドアを握った

「あれ?鮫島どこか行くのか?」

「あっああ‥じゃ」

足を一歩踏み出した

「あー鮫島♪アイス買って来てくれよ♪俺は板チョコモナカで日高は?」

先輩?相川?兄さん?みたいな顔をして皆俺を見てくる

「何?河辺もいるならついでに頼んどけよ♪」

「頼んどけよってお前この状況見て分からないのか‼?」

「この状況って?何が?ほら早く行けよ」

お前空気読めよ‼

「鮫島先輩‥とりあえず中に‥俺が買って来ますので‥」

「え?日高が行くの?靴履いてるの鮫島じゃん?鮫島に行ってもらえばいいだろ?」

アンタは黙っとけよ!

「とりあえず俺が行って来るから!鮫島先輩も河辺もいるなら」

「じゃ‥僕バニラアイス‥」

「鮫島先輩は?」

「俺はいらない‥」

「えー?何で?日高が買って来てくれるってんだから買って来てもらえよ?あっそうだ河辺も行って来い♪」

「え?何で僕も?」

「いいから♪いいから♪行って来い!で鮫島は?」

「じゃ‥コーラで‥」

何でこうなるんだよ…

出て行くタイミングを失った



日高君と河辺がコンビニに出かけた

残されたのは俺と相川

「で?どうしたよ?」

相川は何事もなかったかのように聞いてきた

「なっ何が?」

「何がってお前河辺とまた喧嘩したんだろ?出て行く理由は何?」

こいつ‥わざと…

「俺とお前は親友だろ?」

「親友でも言えない事だってある‥」

「うわーっ!傷つくわ!何それ?俺は鮫島君にとって何ですか?」

何って…

「何ですか?ほれ言ってみろ?」

「友達‥」

「ただの友達じゃないよな?俺とお前とは色々あっただろ?忘れたのか?」

「忘れてないけど‥」

血も涙も汗も共に渡り合って来た二人

「だったら言え。言えるよな?」

「けどよ‥」

「あー?何だよお前っ!じれったい‼はっきり言えよ!」

はっきりったって…

「ちょっと待ってろ」

相川が何か取りに行って戻ってきて俺に渡したビール?

「一気に飲んで全部吐き出せ」

「吐き出せ?」

「違うぞ!ビール吐き出すんじゃなくて思ってる事全部吐き出せって意味」

「わかってるよ!そんな事…お前いいのかよ?」

「何が?」

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