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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第53章 先輩が!!?俺は感無量です

ガチャ♪

「ただいま?」

日高先輩が先に玄関に入った

トテトテとリビングに入っていく

あれ?先輩と鮫島先輩がいない

「先輩?」

買ってきたコンビニの袋をテーブルに置いて俺は部屋を開けた

「あー♪おかえ」

「鮫島先輩は?」

「出て行ったけど?」

「はぁ‼?出て行った?何で‼?」

「何でって?出て行くって言って出て行った」

そうじゃなくて!
あっ先輩は理由を知らないんだっけ?

「河辺と喧嘩し「知ってる」」

「知ってるのに何で止めなかったんだよ!?」

「出て行きたいってんだから仕方ねーだろ?」

仕方ない…って

「鮫島先輩いないんだけど‼」

河辺が部屋に入ってきた

「だからいねーって言ってるだろ?」

「そうじゃなくて!何で止めなかったんだって聞いてる‼」

「そうだよ!何で止めてくれなかったの!」

俺が攻められる理由が分からない

「あーっもう!うっせーな‼二人して何で?何で?ってそんなに知りたきゃ鮫島に直接聞けよ!」

「違うだろ‼何の為に先輩が家にいたんだよ‼」

「俺ばっかり攻めるなよ!」

「鮫島先輩を引き止める為だろ‼」

「引き止める意外に家にいちゃーいけねーのかよ‼」

「そんな事言ってないだろ!それより先輩が引き止めてくれると思って俺は河辺とコンビニ行ったんだよ‼それなのに帰って来たら」

それより?俺の事は後回し?

「あっそう」

「あっそうって今真面目な話してるんだろ!?」

先輩が立ち上がった

「どこ行くんだよ?」

「鮫島のところ」

「鮫島先輩のとこって」

もしかして連れ戻しに行ってくれるのか?

「じゃ一緒に「俺も出て行くから」」

はぁ?

「出て行くって‼?」

先輩はスタスタ部屋を出て行った

「え?ちょっと先輩?!」

何で先輩も出て行くんだ?

「なつ兄待って!」

河辺と先輩が部屋を出て行った
俺も追いかけなくちゃ!

「先輩!!待てよ!」

ガシッと腕を掴んだ

「離せよ!触るな!」

「何で先輩まで出て行くんだよ‼」

「うるさいな」

「出て行く必要ないだろ!」

靴を履く先輩

「先輩っ‼」

「とにかく俺も出て行くから探すなよ」

パタンと閉じられた玄関

はぁ?訳が分からない…

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