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｢日高ってめー!!｣

俺が本気で本気で殴りかかろうとした時


｢もういい!!｣

日高‥‥？


｢もういいよ‥先輩‥｣


もういいって‥どうゆう意味だよ…



｢今日はありがとうございました。失礼します｣


そう言って俺を置いてﾅﾝﾊﾟ野郎の家を出た日高


｢お‥‥‥ぉい!?日高っ｣

俺が追いかけようとした時

｢君彼のお腹気づいてた？｣


腹？

知らねーよ…

腹が何かあったのか？


｢いや…知らねーけど？｣


ふーとため息つかれて


｢やっぱり君は最低だ。思いやる心がないね‥日高君とられても知らないよ｣


俺は少し意地悪をした


すると食パン君

走って出て行った



ガチャガチャッ

ｱｲﾂ！鍵かけやがった?!

ドンドン！ドンドン！

｢おい!!日高開けろ!!｣

ドンドン！ドンドン！

｢日高開けろって！おい!!｣

すると玄関口に気配を感じた

｢俺がっ悪るかったから‥開けて‥くれっ｣

俺は今にも泣きそうになっていた

悔しいけど自分のﾌﾟﾗｲﾄﾞなんかより日高が大切だと思った


｢先輩‥俺‥先輩に嫌われた‥必要とされてないのがわかったから‥もういい｣

またｺｲﾂはっ

｢だから違うんだっつってんだろ!?｣


何でわからないんだっ

するといきなりﾅﾝﾊﾟ野郎が出てきて 優しく優しく日高に語りだした


｢日高君落ち着いて聞きなさい。今は"君が素直になる"べきなんじゃないかな？｣


そうすると


ゆっくりゆっくり


そーっとドアが開いた






｢先輩‥ごめん‥なさいっ｣




日高‥



俺たちはﾅﾝﾊﾟ野郎がいる事を忘れ抱きしめ合った








けど‥


何で俺が素直になったのに開けなくて


ﾅﾝﾊﾟ野郎が言ったら開けたんだ？


納得いかねー

何か腹が立つ!!


｢離れろ!!邪魔だっ!どけっ!!｣

俺はズカズカ自分たちの部屋に上がり込んでいた









先輩は本当に素直じゃない


橘さんがいなかったら俺たちﾀﾞﾒになっていたかもな‥


俺は橘さんに一列して部屋に入った



まったく世話のやける２人だ‥
俺はそう思い自分の家に戻った