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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第54章 次の日の朝

ごくごくごく♪ぷはー♪旨い!

空になったグラスを置いたら氷がカラン♪と鳴った

橘さんは部屋か?

コンコン♪

『はい♪どなた?』

どなたって俺らしかいねーだろ

「あー俺俺♪」

『オレオレ詐欺ですか?間に合ってます(笑)』

「橘さん(笑)」

ガチャ♪

「古いって(笑)今日の晩飯何?」

「あーちょっと待ってね?」

部屋に入ったら橘さんが机に向かっていて小野寺さんが何やら紙を読んでいた

「何見てんの?」

小野寺さんに近づいた

「あー鮫島君か?橘さんの原稿を見させてもらっているんだ」

「原稿?ところで今日の晩飯は?」

カリカリカリカリ…執筆中

忙しそうだな‥

「何それ新作?」

小野寺さんの原稿を覗き込んだら見してくれた

「日向の向こう側の続編らしい」

「日向の向こう側?」

「ああ。一樹が続き読みたいって言ってな」

「続き?」

「しかし早速読者の声を聞き入れるとはさすが橘さんだな」

「読者?日高君読者なのか?」

「さっき言っただろ?一樹が続き読みたいって」

「いやそうだけど」

日高君が続き読みたいって熱望してるって事は第二の相川が誕生?

「それより夕飯だな?寿司でも行くか?」

寿司?

「それって回る寿司?」

回る寿司はなー…

「いやちゃんとした寿司屋だ。目の前で握ってくれる」

マジか‼?

「何を言っているんですか?明日は温泉旅行も控えているのにそれにこの間は豪華なバイキングだったでしょう?贅沢しすぎです。また小野寺さんが出すんですよね?小野寺さんばかりに出させる訳にはいきませんよ」

じゃ橘さんが出せばいいだろ?

「一度皆を連れて行きたいと思っていたんだ」

「そんなに旨いの?そこの店」

鮫島君!

「ネタの鮮度味は勿論だが私の知り合いが営む店でな。どうだろう?橘さん?」

小野寺さんのお知り合いのお店なら…

考える橘さん

「行くよな!?絶対行くよな!はい決まりー♪俺皆に言ってくる(笑)」

今日は板前寿司だー♪

「ちょっと鮫島君?!」

あーあ‥行っちゃった


ふんふんふーん♪
今日は板前寿司♪

河辺はまだ風呂だよな?先に相川たちに報告してやろう♪

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