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「気になるだろ？」

相川が手を広げた

「5千円か？」

「そう思うだろ？」

「そう思うだろって‥まさか5万！！？時給が5万なんてありえないだろ‼?」

5円とは思わないんだな？

「時給な訳ないだろ？一日につき5万円だ」

あっやっぱり？(笑)

「って‥なっちゃん返事したのか？」

「したからこうやって練習してるんだろ？」

「したのか‥すげーな？」

「は?何が？」

「いやいや小野寺さんは俺たちと仲良いけど本物のﾔｸｻﾞだぜ？そこんとこ大丈夫なのか？」

大丈夫も何ももう約束してしまった事だし

「海坊主が送り迎えしてくれるって」

「海坊主?」

「組の運転手だよ」

「あー？あの人か？あの人なら大丈夫だな(笑)」

「どうゆう意味だよ？」

「え？見た目怖いじゃん？いかにもﾔｸｻﾞの運転手って感じ？」

見た目かよ！

「ミスターお⚪れみたいなのに送り迎えしてもらっても不安だろ(笑)」

「ミスターお⚪れってお前‥プッ」

「だってそうだろ？銃弾が飛んできてみろ？ひー‼とか言って避けられたらお前に当たって即脳ミソばーん！だ」

「銃弾って避けきれないだろ」

「ウケろよ?」

頭の上でばーん‼てしたのに

「それより鮫島何か用があったんじゃないのか？」

「あーそうそう♪今日の晩は寿司屋だ！♪」

「寿司屋？回転寿司か?」

「違げーよバーカ！聞いて驚くな?」

もうバカって言われるのも言われ慣れた

「何だよ？さっさと言えよ」

「握って食える寿司屋だ！」

「握って食える寿司屋？俺たちが握るのか？世の中変わった寿司屋も出来たもんだな」

でも一風変わってて面白そう

「お前はホンットにバカだな！板前寿司だ♪」

「握って食える寿司って鮫島が言ったんだろ？」

「板前さんが握って俺らがそれを食えるって意味だよﾊﾞｰｶ目の前で握ってくれるらしい」

「バカバカ言うなよ！腹立つなー？って今何てった？」

「握って食える寿司か？」

「違えーよ‼その前?」

「あー？板前寿司か？」

「板前寿司！！?」

後だバカ(笑)
だから何回も言ってるだろ

「日高！板前寿司だって♪どんな寿司だろ？(笑)」

どんなって寿司は寿司だろ？

「日高も喜べよ！♪わーい寿司屋だ寿司屋♪」

先輩は飛んで跳ねて喜んだ
そして俺たちは期待を胸にそのお寿司屋さんに向かった