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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第54章 次の日の朝

「さぁ着いたぞ♪」

「ここ?」

先輩はお寿司屋さんの門構えを見てそう言った

だって普通の一軒家を店に改築したみたいだったから

ガラっ♪小野寺さんが店の引戸を引いた

「らっしゃい♪」

頭にハチマキ巻いた七分丈の白衣を着た人が小野寺さんにそう言った

「久し振りだな本部長(笑)元気にしてたか?」

「やめて下さいその呼び方(笑)どうぞ中へ」

本部長?

小野寺さんを筆頭に橘さんそれから俺先輩鮫島先輩に河辺がカウンターテーブルに座った

「補佐も元気そうで何よりです♪」

補佐?今補佐って言った?さっき小野寺さんも本部長って呼んでたし‥

「上さんも元気か?」

「へい♪おーい♪紗栄子?」

店の奥ののれんをかけ分けて出てきた和服姿の女性

「あら?♪小野寺さん!お久しぶりです♪お元気にされていましたか?おビールお出ししましょうか?」

「そうだな?それじゃビールと何かつまめる一品と後は適当に握ってくれ」

カウンターから出てきた女性のお腹が少し大きかった

「宿ったのか?」

「へい!おかげさまで(笑)苦労しましたよ(笑)」

「苦労したのはアンタだけじゃないよ(笑)」

「そうか♪そうか♪それは何よりだ今日はめでたい!乾杯しようじゃないか(笑)」

俺たちにはオレンジジュースを出してくれて、女の人もオレンジジュースを持って乾杯した

日高「ところで小野寺さん?さっき本部長って呼んでたけど小野寺さん元々は会社員だったの?」

込み入った事は聞くつもりはないけど気になったから聞いた

「いや?本部長って言うのは組の経費なども管理する言わば組の何でも屋みたいなものだ」

日高「組の?」

板前さんを見たら目が合った

板前「すみませんこれでも元組員です(笑)」

一同「ええーーっ‼?」

小野寺「謝る事ないだろ?(笑)それよりこの蛸を造りと唐揚げか何かにしてくれ」

板前「へい♪」

日高「じゃ補佐は?小野寺さん若頭なのに」

板前「若頭になられたんですか‼?」

小野寺「ああまぁな(笑)」

板前「おめでとうございます‼」

いやいや♪と小野寺さんは手を前で振って見せた

小野寺「一樹?補佐ってのは若頭の補佐または次期組長候補の事だ」

そうなんだ‥

相川「ん?って事は背高ノッポの前に頭がいたって事か?♪」

それより陳列の中すげーな♪

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