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マグロにでっかいエビにホタテそれから定番のｻｰﾓﾝハマチ鯛やうなぎなんかがあって‥このでっかい貝は何だ?

相川「これ何？」

板前「それは鮑です♪」

相川「じゃこれもちょうだい♪(笑)」

日高「ちょっ先輩！何勝手に頼んでるんだよ‼」

アワっアワビって‼?

小野寺「まぁいいじゃないか？一樹鮫島君たちも欲しいのがあれば頼みなさい」

小野寺さん上機嫌だな‥

相川「じゃ?このでっかいエビももらっていい？」

日高「先輩！いっぱい出てくるんだから後で頼めよ」

小野寺「頼んでもいいがどんどん出てくるぞ?後にしなさい」

相川「はーい」

先輩が素直すぎて怖い

板前「背高ﾉｯﾎﾟってもしかして若頭の事ですか？」

小野寺さんを見て板前さんが言った

相川「そうだよ(笑)」

板前「………」

小野寺「その件についてはいい詳しく聞くな」

板前「へっへい‥こちら蛸のお造りになります」

コトン♪とカウンター越しから出された透き通った剣（刺身に付いている大根の事）と大葉の上に乗った艶々した生蛸のお造り

小野寺「おお！旨そうだな♪橘さんも頂いて下さい」

橘「では一口頂きます♪」

擦り卸された本わさびを生蛸に乗せてお醤油をつけて頂いた

橘「うーん！甘みがあってしかもこりこり♪それにもちもちもしていますね♪」

板前「ありがとうございます♪うちは仕入れには絶対の自信と誇りがあります(笑)ではまずこちら♪光り物になります♪」

そう言って板前さんはそれぞれに青魚の握りを出してくれた

カウンター越しからひょい♪と軽く台に乗せられたお寿司

河辺「上に生姜が乗ってる♪」

鮫島「それを言うなら色艶のある素晴らしい鯵ですねとか言えよ(笑)」

相川「鮫島わざとらしいぞ？どれどれ♪」

パクっ

相川「んー‼んー！んー‼」

日高「なっ何?どうしたの‼」

先輩が口を手で抑えた

吐くのか？吐くのか！?

相川「旨いっ‼」

日高「何だよ？びっくりさせるなよ？」

相川「何が？けど本っ当旨い‼俺こんな旨いイワシ食べた事ない‼」

鰯だって鯵だろﾊﾞｰｶ⬅鮫島

鮫島「それ以上喋るな(笑)バカが余計恥をかく」

相川「何だと‼?お前だって『色艶のある素晴らしいアジですね～』とか言ってたくせに‼あっ？アジだった(笑)」

日高「先輩っ‼」

どわっ♪と板前さんも皆も爆笑した