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その後板前さんが特別にある物を出してくれた

橘「初めて見ますね♪薄いコーヒーゼリーみたい(笑)」

俺たちにも出された茶色いゼリーの中に魚だと思われる身が入って固められているのを発見した

相川「何か気持ち悪いな？」

日高「先輩っ‼」

何でｱﾝﾀはそう思った事すぐ口にするんだよ‼?

板前「今が旬のホウボウで煮こごりを作ってみました宜しければ召し上がってみて下さい♪」

相川「ホウボウ？煮こごりって？」

板前「ホウボウは淡白だけどすごくあっさりした煮付けなんかにしたら美味しい魚です♪煮こごりは魚の粗をみりんや酒醤油などで炊いて冷やし固めた物コラーゲンがたっぷり！美容効果も抜群♪」

相川「美容効果！！？コラーゲン‼?」

また何か始まったっぽい？

先輩が俺の煮こごりを狙う

日高「あげないからな！」

相川「まーまー♪そう言わずに♪あっタコの唐揚げ食うか？んっ♪」

先輩がタコの唐揚げを箸でつまんで俺の目の前に？

これって‥つまり‥

相川「いらないなら俺食べよう?」

日高「もっもらうよ！パクっ♪」

俺は餌に食い付いた


その瞬間煮こごりを自分の前に移動させた

日高「‼?(ぁー‼もぐもぐもぐっ)」

相川「お前は今タコの唐揚げ食ってるからいらないよな？」

食ってるからってｱﾝﾀが食わせたんだろ‼?
俺もついあーん♪につられたけど

ゴクッ

日高「俺も食べたいに決まってるだろ！返せよ？」

相川「俺は元々猫だからコラーゲンが必要なの！」

日高「そんなの関係ないよな‼?」

相川「あるよ‼お前はガサガサの俺でいいのか‼?スネから粉がふく俺でいいのか‼?肌艶ぷるぷるがいいだろ！？もちもちだぞ‼」

日高「まぁ‥そらそうだけど‥」

相川「だったら文句言うな！いただきま～す♪ふふふ♪」

肌艶ぷるぷる♪コラーゲン美男子♪！

何だかいいようにまとめられたような‥

俺の煮こごりがどんどん先輩の口の中に入っていく‥

板前「何か握りましょうか？」

日高「あっじゃうなぎ下さい」

相川「お前ズリーぞ‼俺もうなぎ♪」

日高「ｱﾝﾀはもういいだろ！？」

相川「これ返すから俺にもうなぎ下さい♪」

返された煮こごりは1センチ角の小さな物体になっていた

日高「角砂糖かよ？」

相川「どんな目してんだよ？どう見ても煮こごりだろ？」

それｱﾝﾀが言うか?