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小野寺「明日は皆で温泉に行こうと思ってな♪」

板前「いいですねー♪親方とですか？」

小野寺「ここにいる皆でだ(笑)」

板前「皆で？あっえーと？こちらの方は？」

橘さんを見て言ってきた

小野寺「この人は‥私の大切な人だ」

大切にも色んな意味がある敢えてこの言葉を選んだ

橘「小野寺さん！」

もう恥ずかしいっ

板前「若頭の？お付き合いは長いんですか？あっ私は江佐木と申します。紹介が遅れてすみません(笑)」

えさき？ドキっ

日高「橘さんどうしたの？」

えさきと聞いてドキっとした

小野寺「…………」

橘「私は橘と申します。小野寺さんには仲良くさせて頂いています(笑)」

少し無理して笑ってみせた

相川「仲良くって二人は「先輩っ！」」

相川「何だよ？」

日高「余計な事は言わなくていいから！」

相川「余計な事って本当の事だろ？」

日高「言うなら小野寺さんが言うから！」

言うなら俺が言っても同じだろ

小野寺「一樹構わない。ｵｼﾞｷにはまだ話していないが付き合っている人だ」

小野寺さん！？

板前「若頭の‥ですか？」

コクリと頷いた若頭

さっきまで賑やかだった店内は静かになった

鮫島「あっあの？すみません！鮪握って下さい！」

板前「へっへい‥」

鮫島先輩が話を割ってくれた

鮫島「河辺！お前も何か頼めよ！？」

河辺「えー？僕もうお腹いっぱい」

鮫島「ｲｶも握ってやって下さい！」

河辺「ちょっ鮫島先輩！？」

握ってやって下さいってそれ僕の！？

河辺「何勝手に！しかも何で歯ごたえのあるｲｶな訳！？」

鮫島「あっさりしてるだろ？」

そうゆう問題じゃないよね‼?

鮫島が頼んだ寿司を握る板前さん

相川「実は俺ら全員付き合ってるから(笑)」

先輩！？

日高「何を言い出すんだよ‼」

相川「この際いいだろ？もうさぶっちゃけ大会しようぜ(笑)」

普段は恥ずかしがる癖に何を言い出すんだこの人は?

板前「へい♪お待ち！」

もう腹がパンパンなのに頼んだ寿司が出てきた

鮫島「…………」

河辺「…………」

板前「そうなんですか？(笑)聞いた時は正直え！？って思いましたけど‥そうゆう付き合いもありですね(笑)」

ニコっと笑った板前さん

相川「ほら見ろ♪言った方が良かったじゃねーか(笑)」

日高「たまたまだよ‥たまたま」