テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第54章 次の日の朝

俺から手を出した
すごく勇気がいった
何らない事だけど俺には勇気がいった

「あっごめん(笑)先輩は逆の事言う人だったね(笑)ほら行こう?♪」

ぎゅっと握られた手

「逆の事って何だよ?」

手を繋がれて日高より少し後ろを歩く俺

「いいからいいから(笑)」

良くねーよ!教えろよ!

皆でぞろぞろ歩く土手

日高「たまにはいいな?こうやって歩くのも」

相川「何で?」

恋人同士みたいだからだろ!

日高「先輩寒くない?」

相川「歩いてるから寒くない‥あっ体が温もるからいいのか?」

日高「何が?」

お前が今歩くのもいいなって言ったんだろ?

鮫島「なっちゃん♪見てみろよ?」

鮫島が空を指差した

相川「何を?」

鮫島「飛行機!」

飛行機?

相川「飛行機なんか昼でも見れるだろ?」

鮫島「分かってないなー?夜空に飛ぶ飛行機は七色に光ってロマンチックだろ?」

相川「ふーん?」

鮫島「……………」

ロマンチックの欠片もない男に聞いた俺がバカだった


河辺「鮫島先輩♪」

ん?

河辺「明日の旅行お土産物一緒に見に行こうね♪」

鮫島「あっああ?」

別にわざわざ言わなくても見に行くだろ?

河辺「……やっぱり違う」

鮫島「何が?」

すると河辺が日高君にこう言った

「日高先輩今の僕と同じ事なつ兄に言ってみて?」

同じ事?

日高「同じ事って?」

河辺「だから一緒にお土産物見に行こうねって!」

お土産物?

日高「先輩?土産物」

相川「聞こえてた」

河辺「聞こえてたじゃないよね!?」

相川「聞こえてたんだから仕方ねーだろ?」

河辺「僕が言いたいのはそこじゃなくてっ」

相川「じゃ何だよ?」

河辺「だからっ‥日高先輩が一緒にお土産物見に行こうねって言ったら何て言うのかなーって‥」

相川「そら普通に分かった。か行くだろ?」

河辺「だから~っ!!」

もう何で分からないんだよ!この偏屈!

相川「あっ日高♪またみかん水売ってたら買おうな♪」

日高「いいよ♪売ってるかな?」

みかん水?

河辺「みかん水って何?」

相川「はー?‼お前やっただろ?」

河辺「?」

相川「覚えてないのか?」

あの貴重なみかん水

河辺「ごめん‥」

相川「もうお前には何にもやんねー‼返せみかん水!!」

日高「先輩っ」

何で僕が怒られるの?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ