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「何やってんだよ！あいつはっ」

相川も河辺を追うように出て行った

何だ?

あいつどこ行った‼?背高ﾉｯﾎﾟの部屋か‼

バン！！背高ﾉｯﾎﾟの部屋を開けた

「河辺は‼?って‥ごめん」

二人俺を見て固まったからまた閉めた

俺も二人を見て一瞬固まった

背高ﾉｯﾎﾟとﾅﾝﾊﾟ野郎が部屋の真ん中で正座しててﾅﾝﾊﾟ野郎のシャツのボタンをはだけさせたところだったみたいだって何やってんだよ‥この色ボケがっ

すると俺たちの部屋から『ごめんなさい！』と言う声がした

何だ？

俺は自分の部屋を覗いてみた



ほんの数分前再び部屋の扉が開いたから先輩が戻って来たのかと思ったら河辺が入ってきて楕円形のベッドでまったりくつろいでいた白先輩に深々頭を下げた

日高「河辺何してんだ？(笑)」

河辺「謝るの忘れたから‥」

ｸｰﾝ？

白先輩が出てきた
伸びのポーズで一回あくびしてからそのまま伏せ

お互いに『すみません』のポーズ

白先輩河辺の真似してるのか(笑)

相川「何やってんだ?」

ワンワン♪

モコモコは短い前足を伸ばしてしっぽをぶんぶん振っていた

「あっ先輩見て見て(笑)白先輩可愛いんだよ」

「だから何やって」

「ごめんなさい！ごめんなさい！」

河辺?

ワンワン♪ワンワン♪

あっ‥

「お前それを忘れたのか？」

「それって大切な事でしょう？！白先輩にちゃんと謝らないと！」

いやいやそれより今は‥

「モコモコ連れて行けるか聞き忘れたんじゃないのか？」

「違うよ？謝るの忘れてたって言うか後でちゃんと謝ろうと思ってたのに」

「のに？」

「ごめんなさい‼」

余計な事はもう言わないで謝っておこう

「で?連れて行けるのか?」

「それが‥」

「それが?」

「ダメみたいなんだ」

「ダメ?って事はつまり‥」

「‥連れていけない‥ごめんなさい黙ってて。何て言ったらいいか分からなくて」

連れていけない？

「お前そんな大事な事‼」

「先輩っ」

「あっでもペットホテルとかに頼めば‥ぁっ(またペットって言っちゃった)」

「どこの馬の骨かも分からないやつにモコモコを預けられると思うか‼?」

馬の骨って‥それ娘の交際を反対する父親だよね？

小野寺「何を揉めている？」

相川「背高ﾉｯﾎﾟ？！お楽しみじゃなかったのか？」