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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第55章 2回目の温泉旅行

プルルルー♪9時50分発のぞみまもなく発車致します

「日高急げっ!!」

「ちょっと待って‼」

プシュー♪

はーぁ何とか間に合った‥

小野寺「全員無事乗れたか?」

普通乗る前に確認するよな?

鮫島「河辺俺の買ったサンドイッチは?」

河辺「あーちょっと待って♪これは僕のでしょ?それから」

日高「河辺今混んでるから後にしろ?橘さんどこの席?」

橘「あーえーとね?ちょっと待ってね」


ドタバタ劇から始まってこの段取りの悪さ

元はと言えばナンパ野郎が二度寝したおかげで大幅にロスった俺たちは車ではなく新幹線で行くことになったのだ

橘「あーあった♪あった♪ここが日高君の席でここが相ちゃんでそれから」

日高が窓側?

俺窓側がいいなー‥

チラっと俺を見た先輩

「何?座らないのか?」

先輩が先にいたから順番順に先輩から席に座った

「日高悪いな♪(俺ってラッキー♪)」

「何が?」

変に言って変わってくれと言われるのも嫌だから

「別に?(笑)」

と笑って答えた

座った座席は三人がけの椅子で順番は

窓側から俺→日高→背高ノッポ
後ろの列の窓側 鮫島→河辺→ナンパ野郎である

日高と売店で買ったおにぎりを食べようとした時

コツン♪コツン♪軽く頭つつかれた

誰?って俺の後ろは必然的に鮫島な訳で

「何?」

俺は振り返った

「振り返えらせね?(笑)」

「俺振り返ってるじゃん」

「違げーよ席だよ♪席(笑)」

席?回転出来るのか?

小野寺「そうだな。せっかく皆で旅行に来たんだぐるっと回転させるか♪」

鮫島「よっ力持ち!(笑)」

力持ちって持ち上げるのか‼?

背高ノッポが立ち上がってガコン‼と踏んだのはレバー?ぐるっと回転した座席

何だレバーか?びっくりした‥

背高ノッポから詰めていった

相川「…………」

せっかく窓際だったのに‥

日高「やっぱこの方が旅って感じするな♪」

鮫島「だろ?だろ?」

鮫島のせいで俺が通路側に‥何でだよ‼

小野寺「でも進行方向に背を向けるのは何だか気持ち悪いな‥」

ん‼?

相川「あっだったら俺が!♪」

鮫島「なっちゃんが変わっても同じだろ?俺が変わるよ(笑)あっそうだ!橘さんが小野寺さんの席に座って小野寺さんが俺の席に座って俺が橘さんの座ってた席に座るか?」

は?

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