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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第12章 隣に男がやってきた

俺は先輩を抱きしめた


先輩は反応しない




先輩の目を見た



















そこには俺は映っていなかった
















先輩が俺の腕から
























ゆっくり
























ゆっくり
























離れてゆく
























まるで2人の思い出がゆっくりゆっくり消えていくかのような後ろ姿だった


















俺はおもむろに携帯を取り出し



























あの時嬉しい想いで買った
















先輩とお揃いのストラップを













引きちぎって捨てた















俺は大学を後にした

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