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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第13章 大切な物

すると橘さんがゆっくりベッドに入ってくる

俺は橘さんに背を向けている

「日高君おやすみ」

電気が消され‥‥











《日高》


《日高‥》

ん~?先輩?

先輩が俺を呼んでいる

《日高泣くな‥俺はここにいるから泣くな‥》

先輩‥‥っ

《‥チュッ‥》

え?先輩からキスされた‥



俺はしばらく隣で起きていた

日高君が寝息を立て始めたから寝ようかと思うと泣いてるような声がした

「日高君?」

「‥ッ‥‥ッ‥‥」

俺はそっと肩を抱き
日高君を上向きにし
震える彼にキスをした ら震えが止まっていくのがわかる

唇を離すと名残惜しそうに見える日高君の唇


また俺は唇を重ねた



先輩からキスされたかと思うとまた先輩からキスされた

あの先輩からキスする時は寂しくて寂しくたまらない時にしてくれるキスだから、俺と今同じ気持ちなんだ‥と思ったら安心している自分がいた

「「‥っ‥んぅ‥っ‥‥」

小さく泣きながら喘ぐ彼が何だかとても悲しく切なく感じてならなかった

「日高君‥」

そっと抱きしめてあげるとゆっくりゆっくり腕が伸びてきた

日高君?














日高君からキスされた

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