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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第3章 嘘だろ‥

次の日

俺は朝から大学に来て一人屋上で寝そべりながら空のゆっくり流れる雲を見ていた

家にいたら考えてしまう先輩の事を‥

大学に来ても、それは変わらなかった


あー考えんのよそう!

その時屋上の扉が開いた

「一樹♪オッス!倉庫行ったらいなかったからココかな?と思って来てみた」

門崎?

「なんだそれ‥教室とか見んだろ普通(笑)」

見る訳がないだろうと言いながら門崎が俺の隣に座って亮太が心配しているからあんまり心配させんなと言われた

「亮太ね‥はいはい。門崎?‥あ‥やっぱ何でもねーや‥」

「何だよ♪お前最近変だぞ?もしかして、恋してんのか?経験はお前の方が」

《恋‥‥‥?》

「まさかっ!そんな訳ねーだろ!」

「うわっ!いきなり立つなよ!びっくりすんだろ?つーか、お前最近変だぞ‥マジで。何かあったか?」

「‥別に何でもねーよ」

そう言って俺は門崎を置いて屋上を後にして、まだいないハズの図書室へとやってきた


まだあの人は来ていなかった。

「やっぱりな‥」

そう思いながら窓際の最後列の奥いつもと同じ場所に座って机に肘をつき窓から流れる雲を見ていたら眠くなってきて

いつの間にか寝てしまっていた



起きた時バサッと何かが肩から滑り落ちた

「何だ‥‥‥?」

それは、淡いブルーの薄手のカーディガンだった

「誰が‥‥?」

俺は図書室の受付の人からメモ用紙とペンを借りて

【ありがとうございました日高一樹】

と書いたメモを畳んだカーディガンの上に置き図書室を後にした





俺が図書室に来た時 彼が座っているいつもの席に俺がかけてあげた淡いブルーのカーディガンが畳んであった

メモ?

【ありがとうございました日高一樹】

「‥クスッ」

ました?なんて使えるんだと思ったら何故か笑っている自分がいた

金髪の片耳ピアスでいつも着崩したダラけた服装の彼がねー‥

とか思っていた

日高一樹‥か‥

俺はそのメモをポケットに入れカーディガンを鞄にしまい、いつもの席に座り本を読むことにした

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