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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第13章 大切な物

東京駅を背にし歩いていると‥‥‥


「お前はバカだよなっ?!」

「先輩‥‥素直になったはずじゃ」

また始まった

「はぁ!?俺がいつ素直になった?言ってみろ!?」


記憶喪失ですか?アナタは‥‥


「先輩照れてるの?照れてるんだね♪かわいいな~ぁ」


バシッ!!

「っ痛ってー!!何すんだよっ」

「うるさいっ!!!少しは黙ってろっ手を貸せ‥‥」


そう言って真っ赤な顔をした先輩が手を繋いでくれた






嬉しかった






















アパートについた俺たち
先輩が先に玄関に入り冷蔵庫を開けた


「あー喉乾いたっ」

ない!?

ない?!!

こんの‥野郎‥っ

ブチッ!!!!!!!!!
俺の頭のどこかが切れた


「おい!日高!?高級和牛ステーキどこに隠した!?」


「え?どこって先輩もう来ないと思って食べた」

はぁ!?食べただとっ?!

「お前なーっ?!」

俺はまた日高の胸ぐら掴んでしまった

「先輩‥?‥」

掴んですぐ離す


「何でもないっ!」


ぷいと背を向けて部屋に入っていく先輩

かわいいよ先輩っ


俺は抱きしめた


「離せっ!暑苦しいっ!」


先輩


「離せって!!!!」



先輩


大好きだよ


「離せっつってんのがわからんのか?!」

俺の腕の中で暴れまくる先輩

いつもより激しく暴れる先輩


この人の愛情はいつもより増してすごかった



「先輩‥‥ただいま」

後ろから抱きしめたまま耳元で囁くと小さく

「お帰り‥」

と返事してくれた




どこまでこの人はかわいいんだろ



だから俺は先輩に‥夢中になる



「先輩‥‥」


また耳元で囁くと


「離せっバカ!!変態!!このむっつり野郎!!スケベ!どこでも発情しやがってバカ犬!離せって!!暑苦しいんだよっ」

何かグレードアップしたような‥‥



俺の苦難はまだまだ続きそうです。

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