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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第13章 大切な物

「あっ!そういや日高?」

先輩が急に振り向き言ってきた

「何ですか?せんぱいっ」

俺は普通に言ったつもりだったんだけど

「何デレデレしてやがるっバカか!!」

俺の顔に手を突っ立てた先輩


痛いよ‥


「お前買い物付き合え」

買い物?

「野菜や肉なら橘さんが買ってくれたのまだあるけど‥」

すると先輩嬉しそうに笑って

「違げーよ♪着いて来い♪」

そう言うと

あの先輩が俺の手を引いて歩き出した

この人はいつも、いきなり過ぎて

たまについていけなくなってしまう‥


手を引っ張られながら歩く俺と先輩

「どこ行くんですか!?」

先輩は意気揚々と歩いていた


30分ぐらい手を引っ張ったまま歩く2人

こっちが恥ずかしくなっていく


「先輩?!」

するといきなり立ち止まって店の看板を見る先輩

「着いたぞ♪」

え?

俺も看板を見上げたら

【artshop】

美術店?


「何で先輩が?」


また手を引っ張り出し店内に入っていく

「え~っと‥え~っと‥あった!」

先輩が見つけたのは額縁だった

「小さ目のやつで好きな色選べ」


え?意味がわからない

「先輩?」

ニコニコ笑顔の先輩が少し怖く感じた

「じゃ‥黄色」

「黄色?ブルーもなかなかいいぞ?」

「じゃ‥ブルーで」

左手でブルーの額縁持って

右手で俺を持って離さない先輩


どこかおかしい‥


「先輩?」

ぶつぶつ言いながら布用の接着剤を買った先輩


何する気だろう‥





アパートに戻って買った額縁と接着剤を机に出した先輩

そして携帯を出して何やらしていた

俺は先輩と俺の分のカフェオーレを作っていた
できたカフェオーレを持ち持っていくと


「来るな!!」

また来るな!!と言われてビクッとしてしまう俺がいた


なんなんだよ‥

そう思っていると先輩が

「できたー♪」

そう言って額縁を後ろ手に隠し俺にこう言って後ろ手に隠した額縁を渡した


「俺の‥気持ちだっ!!」


真っ赤な顔して渡された額縁を見ると






泣いてしまった俺

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