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ｷｯﾁﾝにｼｮｰﾄｹｰｷを持ってきたら、ちゃんと２つ苺ｼｮｰﾄが入っていた

やっぱり橘さんだな(笑)

ｶﾌｪｵｰﾚを用意してお皿にのせたｹｰｷを先輩に持って行った

ﾂﾝﾂﾝ‥

ﾂﾝﾂﾝ‥
ｹｰｷをﾌｫｰｸでつつく先輩

｢何してんの？｣

｢毒とか入ってねーかと思って｣

｢入ってないよ♪｣

｢何でわかんだよっ｣

舐めてないけど舐めたって言わないと記念ｹｰｷ食べてくれなさそうだった

｢さっき俺舐めたけどﾋﾟﾝﾋﾟﾝしてるだろ？大丈夫だから｣

そう言うと先輩ﾌｫｰｸぶっさしてパクッと食べた

｢うまい!!｣

良かった♪

俺も一口食べたらすっごく美味しかった

２人の仲直り記念ｹｰｷは本当に幸せな味がした

バクバク食べる先輩
口の周りに生ｸﾘｰﾑいっぱいついてる

｢ﾁｭッ♪｣

｢なっなんだよ？いきなり‥｣

｢生ｸﾘｰﾑついてたから｣

ふーん‥みたいな反応の先輩

絶対おかしい！


俺が食べたらうまかったｹｰｷ

バクバク夢中で食べてたら日高がいきなりｷｽしてきた‥

生ｸﾘｰﾑついてたからみたいだけど

俺は日高が帰ってきてくれた喜びを実感してた方がデカかったから反応が薄くなった

｢先輩？｣

｢何？｣

｢今日橘さん晩ご飯招待したいんだけどいいよね？｣

なに？!

なんでﾅﾝﾊﾟ野郎なんか‥
しかもｱｲﾂが半分原因で別れる寸前だったんだぞっ？!

｢嫌だ…｣

｢俺迷惑かけたし｣

迷惑？何の？

｢先輩がいないから悪いんだ…｣

そう言われたら言い返せない俺がいた

｢わっわかったよっ好きにしろ!?｣

俺は橘さんの家に行きﾋﾟﾝﾎﾟﾝを鳴らした

｢はい？｣

ガチャ

｢橘さんｹｰｷありがとうございます♪今日晩ご飯一緒にどうですか？お礼に｣

ニコっと笑って

｢ﾊﾞﾚたのか(笑)もう離れるなよ！｣

って言ってくれた

俺たちはまた橘さんを晩ご飯に招待した


日高君すごく幸せな顔していた

俺の役目はもう終わったと思ったよ

けど‥

今度また別れるぐらいの喧嘩した時は知らないぞ食パン君‥

俺は喜んで招待をうけた