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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第14章 せっかく‥

「橘さん一口タバコほしい」

「あっああ。いいよ」

俺は前みたいに日高君にタバコ持ちながら差し出すと日高君が身体寄せてきて唇を近づけてきた

その時視線を感じて視線の感じる方を見たら食パン君が立っていて何やら様子がおかしい

「食パン君?」

俺が声をかけようとしたらまた店に入って行った

日高の野郎っ!
ナンパ野郎にべったりくっつきやがって
そんなにナンパ野郎がいいならナンパ野郎のとこ行けよ!!

あーイラつく!


俺は先輩がそんな事思ってるなんて知らなかった

スー‥フーッ

「橘さんありがとう俺先に店戻るから」

日高君が店に戻って行った

俺も後一本吸ったら店戻るか
新しいタバコに火をつけて吸い出した

「先輩ごめんね」

ゆっくり帰ってきた日高

ゆっくり帰ってきた事も気に食わなかった

「日高お前ナンパ野郎の事好きなのか?」

「え?何言って」

「俺見たんだよ!さっきお前がっもういい!」

そう言うと先輩がスタスタどっかに行こうとするから

「ちょっどこ行くんだよ!?」

肩を掴んだら

「俺は汚いから嫌なんじゃないのか?」

え?

「本当はそう思ってんだろ?」

何言ってんだよ‥?

「離せっ触るな!」

先輩‥

「何の事かさっぱりわか【バッシーン!】」

「っ痛ってー!」

俺は日高の頬をひっぱたいてしまっていた

「あっ‥っお前が‥悪いんだからな‥」

「何で俺がいきなり叩かれなきゃなんねーんだよ!俺が何かしたかよ!?俺が悪いって何だよ!!」

お前店出てこそこそナンパ野郎にべったりくっついてたじゃねーか!前もそうだった俺が邪魔ならはっきり言えよ!

そう言いたかったけどやめた

「どうした2人共突っ立ってないで座ったら?」

食パン君が俺を睨んできて
日高君がほっぺた抑えていた

「日高君どうしたの?」

「何でも‥」

俺が優しく聞くと今にも泣きそうな顔をした

「そう?お腹いっぱいになったかな?」

お互いにそっぽ向いて無反応な2人

また何かあったのか?

俺は初めて先輩にほっぺた叩かれたのがすげーショックで泣きそうになっていた

日高が悪いんだと俺は思っていた


「出ようか?」

ギクシャクした2人を連れて店を後にした


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