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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第14章 せっかく‥

俺は会計する時レジの人におしぼり一つもらっていたから日高君に渡そうとしたら

「お前らお似合いだな‥わざわざ俺なんか呼ばなくても2人で来たら良かったんじゃねーの?」

何言ってんだ?
とりあえず日高君におしぼりを渡した

「君言ってる事がわか」

「アンタ前に言ったよな?日高取られても知らないよって‥本当は日高の事好きで狙ってんだろ?日高も日高だよ‥さっきみたいに前も抱き合ってたじゃねーか!!」

俺は不満をぶちまけていた

「はぁ‥やれやれ。君は何を誤解してるんだ?」

「誤解じゃねー。俺さっき見たんだよ!日高がアンタにべったりくっついてるとこ‥アンタ俺と目が合ったら気まづそうにしてただろ!?」

何の事だ‥

俺は考えた‥
目が合ったら気まづそうに?
あ‥もしかして‥

「あれは日高君がタバコ吸いたいけど持っていなかったから俺が手に持って差し出したら日高君が吸いに来ただけだ」

「それなら普通に渡せばいいだろ!?見るのが嫌なんだよ!俺以外のヤツとくっついてたら気分害すの当たり前だろ!!俺は日高の彼氏なんだぞ!」

俺は自分が何言ったのかわからなかった
ただ感情的になって思っている事を言っただけ

「先輩‥っ」

日高がいきなり泣き出した

泣くぐらい好きなのかよ‥

わかったよ…

俺が2人から離れようとしたら日高が抱きついてきた

「離せよっお前はナンパ野郎がいいんだろ!?」

「違うよ…先輩‥ありがとう」

何が違うんだよ!?
ありがとうって何だよ!?

「愛の告白聞いたぞ(笑)」

ナンパ野郎がニヤニヤしながら言ってきた

「はぁ?俺はただ思った事言っただけで‥‥」

思った事‥

《俺以外のヤツとくっついてたら気分害すの当たり前だろ!!俺は日高の彼氏なんだぞ!》

言った事を思い出してしまった

「違う!あれは‥」

「あれは何だ?良かったな日高君」

そう言うとナンパ野郎は車を出しに向かった

抱きついたままの日高

「先輩‥キスしよ」

はぁ!?何でしなきゃならねーんだ!

「離せっ抱きつくな!お前はナンパ野郎がっんっ」

日高がキスしてきた

「違うよ。あれは本当にタバコ吸いたくて俺持っていなかったから橘さんがタバコ差し出してくれて吸っただけ。先輩は吸わないからわからないだろうけど吸う人はよくやる事だよ」

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