テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第15章 先輩がやってきた

朝になり何故か俺が先輩より早く起きた

それは先輩が忘れていないか気になったからだと思う

何が?って

同棲生活の事


だから俺は先輩が喜びそうな事をして

また先輩に言おうと決めた


冷蔵庫から玉子とマヨネーズを取り出して思い出の玉子サンドを作る事にした

くつくつ♪
鍋の中で揺れる玉子たち
まるで俺たちみたいに離れてはくっついてを繰り返す玉子たち

懐かしいなぁ‥と思いながら玉子サンドとカフェオーレを作った


先輩は珍しくまだ寝ていた

そーっと先輩の眠るベッドサイドに座り

前髪を優しくかきあげおでこにキスをした

反応がないのにイラっときたから今度は唇に‥‥‥



そーっとそーっと近づいて‥‥‥





















「うわっ!?何するんだよっ」

先輩が起きた

後少しでキスできたのに

「先輩朝食作ったから食べよう♪」

日高が朝食作った?
日高が持ってきたのは玉子サンドだった

何で玉子サンドなんだ?と思ってすぐわかった

コイツ‥‥

「先輩忘れてませんよね?」

いきなり先輩忘れてませんよね?と聞いてきた

俺は何となく感づいていた

「何がだよ…?」

「何がだよって覚えてないんですか?」

覚えてるよっ
覚えてるけど‥

「‥‥‥‥‥」

「先輩?」

玉子サンドを夢中で食べるフリをして

「勝手にしろっ!」

って言った俺

本当は日高も同じ気持ちでどこか本当は嬉しかったのかも知れない

朝食食べ終えて荷物取りに行く時

あ!そういえばナンパ野郎車あったよな?
ナンパ野郎に手伝ってもらおう

ピンポーン♪ピンポーン♪
ガチャ

「日高君?」

「はぁ?!何でいきなり日高なんだよっ」

「君は‥何か用?」

この野郎!

「俺が用事あったらいけねーのかよ?!」

「だから何?」

くそーっ

ここは冷静に大人な態度をとっとかないとな‥

「車出せ」

「はー?車出せ?」

「‥車出せ‥ください‥‥」

「それが人に物頼む態度か?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ