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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第15章 先輩がやってきた

「あつッ!!」

日高のアソコら辺に熱いホットカフェオーレがこぼれた

「ごめんごめん!大丈夫だった?」

ナンパ野郎が言う

涙目になっている日高

「大丈夫か?」

うるうるした瞳で
ポテトの油で少し光ったやらしく見える唇
舐めたくなってしまう

「あーそうだ!」

いきなりデッカイ声出すなよナンパ野郎っ
びっくりすんだろ!?
日高と気まづくなってしまった俺

どうしてくれんだよっ!


コンビニで車停めたかと思うと車を降りて日高の元にやってくる

「日高君ごめんね‥大丈夫?コンビニのトイレで少し冷やした方がいいよ行こう」

座っていた日高の手を取ってコンビニに入って行った


俺は‥‥一人ぽっち

車中に残されたのは俺だけでエンジンついたままの車
身動き出来ない

あんの野郎っ!!

しばらくして日高とナンパ野郎が帰ってきたかと思ったら
日高の前が濡れていた

「濡れてる‥‥」

「ズボン染みになったらいけないから水で少し拭いただけだから」

バックミラーを見るとナンパ野郎がニヤニヤしてやがった

「君の想像はやっぱりガキだな(笑)」

「なんだと?!もう一回言ってみろ!」

「何度でも言ってやるガキ!だなガキ!」

また始まった‥

アパートについて玄関開けたらナンパ野郎がまだいた

「アンタ隣だろ?」

「初日は何かと大変だろうから手伝うよ」

スタスタ先に入っていきやがった

「おい!待てよ!勝手に入んなっ」

2人を見ていて思ったんだけど‥

橘さんはわざと先輩をからかって面白がってるんだって

俺に対する素直な気持ちも橘さんが絡んだ日は素直に言ってくれる事が多かったし‥

橘さんありがとう。

玄関に入りとりあえずカフェオーレ2つとブラック1つ入れる事にした

橘さんがやってきて 何故か俺の腰に手を置き耳元で

「良かったね♪」

って言ってトイレに入っていく

先輩が見たらまた‥
そっと振り向くと先輩は見ていなかった

俺はいつも先輩見ているのに先輩は見ていなかった

何だか悲しくなっていく


何かごそごそしている先輩

「先輩カフェオーレ入ったよ」

「置いといて♪」

それだけ?

振り向いた先輩が

「何?」

「‥‥‥」

俺が何って言いたいよっ

バカ!

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