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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第15章 先輩がやってきた

「あ!そういや先輩に合い鍵渡さないとっ♪」

合い鍵♪

合い鍵♪

ぬんっ!

え?

「何探してるの?」

また来た橘さん

俺は橘さんから少しずつ少しずつ横にズレると後ろの影も少しずつ少しずつ後を追ってくる

もうやめてくれ‥っ 先輩っ

「日高~?」

そこに先輩がやってきた

先輩っ助けて

「先輩っ」

「ナンパ野郎はまた日高日高って構ってちゃんかよ(笑)」

あの‥呼んだのに無視ですか?

「君も日高日高ってまるでだだをこねる幼児だな(笑)」

「ガキから幼児に下げんな!」

「似たようなもんだろ」

「いや少し違う!ガキは小学生ぐらい幼児は幼稚園ぐらいだっ」

何か先輩必死すぎ

「俺からしたら同じだ」

「同じじゃない!」

「同じだ!」

「違う!」

ハァ‥‥

ギャーギャー騒いでいる2人はほっといて合い鍵を探したけど見つからなかった

「どこ行ったんだろ‥作るしかないか‥」

「先輩?」

あー!?って顔で睨まれる

俺呼んだだけだけど‥

「合い鍵ないから作りに行こう♪」

日高がさり気なく合い鍵と言った

合い鍵‥1つ屋根の下

ボッと火が点火したように赤くなる俺の顔


「何赤くなってんだよ(笑)」


「笑うなナンパ野郎!」

「すごい事してるくせに」


「橘さん!」

もう嫌だー‥。




「何でお前まで着いてくるんだよナンパ野郎」

俺たちは合い鍵を作りに行く事になり
橘さんは好意で車を走らせてくれていた

「先輩いいじゃん歩かなくて済むしさ♪」

「そうだぞ♪ありがたく思え」

ちぇっ!
俺にとっては大切な日なんだよ
それを日高といいナンパ野郎といい

「おい!ナンパ野郎お前まで合い鍵ほしいとか言うなよ」


何言ってんの先輩?

「ほしいって言ったら?」

ちょっ橘さん?

「ダメに決まってんだろ!な?日高?」

何で最終的に俺なわけ?



「着いたぞ♪」

「ここ‥」

「あ‥」

着いたのは俺達が初めてデートしたショッピングモールだった

「何?日高君達来た事あるの?」

2人して赤くなってしまう

「初めてのデ『わっ!日高言うなっ』」

何を慌ててるんだ?
これは何かあるな?
俺は心の中でほくそ笑んでいた

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