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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第15章 先輩がやってきた

合い鍵屋さん♪

合い鍵屋さん♪

「あった♪」

日高が嬉しそうに合い鍵屋向かって走っていく

「よっぽど嬉しいんだろうね」

「知らねーよっナンパ野郎はあっち行けよっ」

「何で?」


「何でって空気読めバカっ!」

そう言うと食パン君も嬉しそうに走って行った

素直に言えばいいのに‥

ウィーン♪キー♪ウィーン♪ウィーン♪

俺達の合い鍵がもうすぐ出来上がる

「先輩もうすぐだね♪」

「そうだな♪」

ウィーン♪ウィーン♪キー♪ウィーン♪

俺は後ろの方でその光景を見ていた

2人共身体乗り出して今か今かと待ちわびているのを見ると何だか微笑ましく思えた

「ハイ♪お待ちどうさま」

俺達の鍵が出来上がった

「先輩ハイ♪」

鍵を受け取った日高は両手で俺に渡してくれた

まるでプロポーズされているみたいに思えて

「先輩?」

「何でもないっ!!貸せ!」

「先輩‥‥」

俺は少し離れた壁に隠れ日高がくれた合い鍵をまじまじみていたら

「日高君悲しそうにしていたぞ」

いきなり現れやがったナンパ野郎

「勝手に見るなよ!変態!日高には内緒だぞっわかったな!!」

食パン君どこ行くのかと思えば日高君のそばまで走って行った

何だかかんだ言って嬉しいんじゃないか(笑)

後でこっそり報告しよっかな♪

「日高~」

あっ先輩帰ってきた

「日高‥あの‥えっと‥‥あり‥」

「先輩♪行こう♪」


「わっ!やめろっ鍵落ちるだろっ離せって」

俺はかわいい先輩の手を引っ張って手を振っていた橘さんのとこまで走って行った

「良かったな~♪鍵」

ニヤニヤしながら先輩に橘さんが言うと

「うるさいっ!!黙っとけよ!」

ハッ!俺は

「黙っとけって何?」

「合い鍵をたいせ『わっ!言うなっバカか!!』」


先輩が慌てて橘さんの口塞いだ

先輩の慌てぶりったらすごかった

ショッピングモール内をぶらぶら歩いていると

「手繋ぎたかったら繋いでいいぞ~♪(笑)」

茶化す橘さん

「誰がするかよっバカ!」

「バカとは何だ!」

「バカにバカって言って何が悪りーぃんだよ」

言い合ってる先輩の服の裾掴んだら橘さんから見えないように後ろで手をこっそりと繋いでくれた先輩

少し汗ばんでいた先輩の手

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