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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第16章 日高が!?

「門崎ー先行ってるぞ」

「あっ悪りーぃ」


亮太に科学のノート借りよう♪

俺は授業に必要な課題をすっかり忘れていた

亮太どこだ?

亮太が行きそうな場所は全部探したけどいなかった

屋上?

俺は屋上に向かった












僕は一樹と過ごした屋上に来ていた

一樹がくれた小さい頃からの思い出を思い出す



《亮太♪一緒にサッカーしよ♪》



《俺の亮太を虐めんな!俺が相手してやる!》



《おーい亮太泣いてんのか?抱きしめてやるからこっち来い》




《亮太‥よしよし♪》


《亮太‥お前は小さくてかわいいな》




「一樹‥‥」

僕は屋上の柵に身を乗り出した


一樹‥ありがとう




ごめんなさい。




さようなら。




ガタンッ!

「おっおい!?亮太何してんだ!」

僕が身を乗り出してるところに門崎君が走ってきて僕を抱きしめ地面に倒れこんだ


「お前何してんだよ!?」

僕は‥


「しっかりしろ!!」


僕は‥

「‥ッ‥ウッ‥うっ‥わーーーん‥!!‥」

門崎君の胸の中で泣き叫んでしまった








「亮太?大丈夫か‥」

「‥ッ‥クッ‥ごめん‥なさい‥‥‥」


亮太はずっとごめんなさいを繰り返していた







「僕‥」

しばらくしてから亮太が話し始めた

「ん?」

俺は優しく聞き返した

「僕‥一樹が大好きだったんだ‥」

知ってるよ‥

「愛してたんだ‥」

だから知ってるって!

「一樹が好きなのは相川先輩だったんだ‥」

え‥‥?


「一樹は相川先輩と付き合ってるんだ‥って」


嘘‥?

「僕は‥一樹を相川先輩に盗られたくな‥くてッウッ‥」


亮太‥‥


亮太が泣き出した

俺は亮太に本当の気持ちを打ち明けた

「俺は亮太が好きだ」

え‥‥と顔した亮太が俺を見た

「1年前一樹と帰ってる時後ろから笑顔で走ってきたお前に惹かれた‥」

「ずっとずっとお前が好きだった‥」

嘘‥

「一緒に酒飲んで買い出し行った時俺お前に初めてキスをしたの覚えてるか?」

僕は返事ができなかった

「酔った勢いでしたらお前傷つかなくて済むかと思った。アイツの代わりになれないか?俺‥」


え‥‥?


生暖かい風が僕と門崎君の間をすり抜けていった

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