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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第16章 日高が!?

「けど‥僕は‥僕は‥一樹‥‥を‥‥一樹‥‥を‥‥ッウッ‥」

「泣くな‥俺をアイツだと思えばいいだろ‥」

僕を優しく抱きしめ離さない門崎君


でも、僕は‥一樹を刺した事伝えられずにいた












「日高‥何か飲みたい物ないか?何か欲しい物ないのか?」


先輩が気持ち悪い程優しかった


「大丈夫だよ‥先輩‥俺‥」


「俺がそばにいてやるから安心しろ」

そう言うと先輩が

そっと優しく抱きしめてくれた








「日高ちょっと売店行ってくるからお前はゆっくり休んどけよ」

そう言って先輩はゆっくり出て行った


亮太に早く連絡しないと‥

俺は亮太に電話した








トゥルルル♪トゥルルル♪
トゥルルル♪トゥルルル♪

僕の携帯が鳴った

「電話鳴って‥るけど出なくていいのか?」

僕がずっと出ないから門崎君が僕のポケットから携帯を取り出して渡してくれた


『亮太?‥もしもし?』

「‥‥ッ‥クッ‥ッ‥」

一樹生きててくれた‥
‥‥良かった‥
本当に良かった‥

僕は僕のしてしまった過ちと一樹が生きてくれてた嬉しさから声が出なかった


『泣くな!俺は生きてるから安心しろ‥それと刺したナイフは隠しとけ今病院だから大学出たらまた話すからいいな?』

一樹‥何で?

何で僕が刺したって知ってるの?


それなのに何で僕をかばうの?



『お前にはお前の人生があるだろ?だから大丈夫だから心配するな‥わかったな?じゃまたな‥』

そう言って一樹は電話を切った


「一樹‥ごめんな‥さい」


僕は一樹の最後の優しさにまた涙した


「電話‥誰だっ‥た?」


亮太が携帯を胸で抱きしめ泣いていた

俺はそれを見ているしかできなかった

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