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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第18章 救世主登場!?

「日高?」

「何?」

そう言いながら俺にりんご剥いてくれている先輩

先輩が優しい…

「お前‥」

お前‥何?

「お前‥りんご食えないとかないよな?」

え‥‥?

「食べれるよ(笑)」

「そっか‥」

またりんご剥き出した先輩

普通剥く前に聞かねー?先輩(笑)


「ホラ剥けた食え♪」

綺麗に皮が向かれたりんご

「美味しそう♪」

「‥‥‥‥」

美味しそうって言いながら手を出さない日高

「何だよ?早く食えよっ」

嫌な予感がするから俺は席を外そうとしたら

「先輩食べさせて」

やっぱり‥

けど‥コイツ一応病人だし

「口‥開けろ!」

素直にあ~ん♪すんじゃねーよっ

「ホラよっ」

一回で済ましたかったのに日高のやつ

シャキッ♪

半分食べて半分俺の指に残しやがった

「先輩♪美味しい♪」

そんなに嬉しそうな顔すんな‥

「先輩も食べなよ」

そう言って日高の食べさしを持った俺の指を俺の口中に入れやがった

「美味しい?」

シャキッシャキッシャキッ

「う‥うまいな」


日高がニコって笑って

「間接キスだね」

はぁ?!
何だそりゃ!

「先輩もう一個ちょうだい♪」

「もう自分で食えるだろっ」

俺の手を離さないコイツ

「先輩に食べさせてもらいたいな俺♪」

くそっ!
退院したら覚えて‥
‥‥‥‥

今だけだぞ‥

りんご持ってあ~ん♪した口に入れやったら

すごく嬉しそうな顔してシャキッシャキッいわしながら食ってやがった


子供かよ‥

けど‥俺コイツのこうゆうとこ好きかもな…

日高はいつまでもデッカイ手のかかるガキだ

そう思うと何だか心がほっこりする俺がいた

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