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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第18章 救世主登場!?

日高が入院してから一週間経った朝がきた

「先輩‥?おはよう‥」

いつも起きたら先に起きてる先輩が椅子に座ってベッドに顔だけ置いて寝ていた

「一週間ずっとこの体制で寝てたのか?」

背中出てる
かわいい

俺がちょっと傾いて先輩の背中直してあげようとしたらズキッ!
と疼いた脇腹

「ってー‥」

けど先輩はもっと腰痛いはず

俺も痛いの我慢して先輩の後ろ直してあげようとしたら先輩が起きた


「あ‥先輩おはよう♪」

「バカかっ!?ちゃんと真っ直ぐしてろ!」

怒られた

「ったくお前ってヤッは!1から10まで言わなきゃわからないのか!?」

また怒られてしまった

「先輩優しくし『あー?!』」

いえ‥何も‥

昨日まで優しかったじゃん‥‥

「‥‥喉乾いた買ってくるからお前は大人しくしてろ」

俺の頭くしゃってしながら先輩は出て行った

優しいのか優しくないのかわからなくなっていく俺

けど‥頭くしゃってするのは俺の癖

いつの間に先輩もするようになったんだろう?

先輩?わかりますか?
アナタ俺の癖真似してるんだよ

そう思うと何だか心があったかくなった

「買ってきたぞホレ♪」

俺に冷たいカフェオーレを投げた先輩

「飲めよ‥」

俺も先輩もゆっくりプルタブ開けて飲んだ

けど‥

「先輩の入れてくれるカフェオーレの方が美味しい‥」

ボソッと言ったのに

「退院したらいくらでも作ってやるから我慢しろ」

って

やっぱり優しいな…先輩

「俺‥今日から大学行くから‥お前大丈夫だよな?」

え‥‥?

そうなのか‥

「わ‥わかった終わったら‥また来てくれるよな?」


バカか!?って言われると思ってた

「当たり前だろ?変なヤツ。じゃ‥俺行くから」

一度も振り返えらずに先輩は病室を出て行った


「先輩は寂しくないのかよ‥」











日高の病室を出て時一瞬感じた寂しさ

けど‥アイツは元気だし
いつまでもそばにいたらいけないように思った

さぁ‥一回家に帰って大学行くか~!


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